特に気をつけたい!「拝拝」とは?
「拝拝」(敬神)は台湾では日常的に行われているものですが、鬼月には欠かせないものとされています。
バイバイと発音します。
中国語で、バイバイ(さようなら)という意味ですが、台湾では拝拝=お参りです。
7本入りの長い線香を購入して、全ての線香に火をつけて、本殿の中心に向かって参拝します。
線香を頭上に掲げて、三度礼をします。
心の中で自分の名前、住所、生年月日をはっきりと告げてから、神様に願い事をします。
願いが終わったら、前殿と本殿の間にある金色の香炉に線香を1本投げ入れます。そして、菩薩にも参拝して、同じように香炉に線香を投げ入れましょう。
参拝順に従って回って、残りの線香も投げ入れましょう。
この「拝拝」を、旧暦の7月1日の「鬼門開」と15日の「中元節」さらに、31日の「鬼門關」に行います。
洸美の台湾散歩~お寺で拝拝(参拝)~
知っておきたい!台湾はどんな国?なぜ親日なの?
台湾は親日の国として知られていますよね。
行ったことがあるので分かりますが、とっても日本人よりの国民性で、とても親切な人が多いです。
礼儀正しく、他人を思いやる国民性だと思います。
その国民性が日清戦争で日本が勝利したことで、日本が統治していた時代が有ったため、現在でも、80代後半から90代のご老人ならば日本が話せる人がほとんどです。
2つの中国とも呼ばれているわけ
大東亜戦争で植民地支配していた国々には勝利したものの、アメリカとの太平洋戦争で日本が連合国に降伏したことで、台湾が中国に返還され、中国の国民党と共産党が内戦を行い、勝利した共産党が現在の中国を作り、負けた国民党が台湾に移り現在に至ります。
そのため、現在でも2つの中国と言われています。
最近は、台湾国内で独立するための運動が頻繁に行われています。
また中国は、武力を使ってでも台湾を併合すると豪語しています。
ただし中国(大陸側)は、過去一度も台湾を統治したことがなく、台湾を化外の地としていました。
言語は公用語として中国語がなされており、それとは別に台湾語も広く話されています。
なぜ多い?台湾の親日家
なぜ、台湾には親日家が多いのかというのは、先ほど話した通り、日本が統治していた時代に、日本がインフラを整備し、学校教育を普及させただけではなく、1919年には台湾の人々を完全な日本国民として、国家国民としての観念を植え付けました。
そのため、現在でも一部のご老人たちは自分は日本人であると思っている人も多く、中国人となるのを嫌い、日本国籍を得られない代わりに、アメリカ国籍を所得しているほどです。
その後も、日本の多くの企業が台湾と取引を続け、現在の台湾国内シェアNo.1とされる企業の中には日本の企業からのれん分けした企業もあるほどです。
ほかにも、90年代には、日本のサブカルチャーに感化された若者が急増して、社会現象にもなりました。
加えて中国は、台湾は中国の統治下だと主張していますが、それが露骨なやり方であり、また香港の悪政が先例としてあるため、日本統治時代を美化するようになったと言われています。
これらの総合的な日本に対してのポジティブなイメージがそのまま親から子供に受け継がれたので、現在でも台湾は親日国であると言われています。
台湾の歴史
まとめ
いかがでしたか?台湾には日本と似ているけど違う風習があって、興味深いですよね。鬼月は約1か月もあるので、夏休み中に台湾旅行に行く人は、時期がかぶることも多いでしょう。
ぜひ、事前に勉強してタブーを犯さないように気を付けてみてくださいね。
お寺に行く機会がある人は、「拝拝」にもぜひチャレンジしてみてくださいね。