知らなかった!「お盆玉」ってもはや常識?迷惑との意見も・・・
お盆玉は、山形地方にある「お盆小遣い」という風習が元になったものです。
お盆玉という言葉ができたのも数年前と言われているので、知らない人の方が多いと思います。
しかし、皆さんは子供の頃、祖父母の家に墓参りに行って、帰り際にお小遣いをもらった記憶がありませんか?これはまさに、お盆玉ですよね?
言葉自体は最近になって生まれたものですが、祖父母が夏休みに遊びに来た孫にお盆が終わって帰る際に渡すお小遣いとなんら変わらないので、習慣自体は昔からあったと言っていいでしょう。
まだ、祖父母ならいいでしょう、でも、叔父叔母にあたる人達にとっては迷惑の他の何物でもないですよね?
元となった山形のお盆小遣いは、江戸時代に奉公人にあげていた風習なんだそうです。
当時はお金ではなく、下駄などの物を贈るものだったそうですが、昭和初期に子供にお小遣いをあげる習慣へと変わっていったそうです。
山形の包装紙の製造を行っているマルアイという会社がポチ袋を売るためにお盆玉という言葉を作り、全国の店舗で販売したことで、全国を巻き込む騒ぎになったようです。
これはかなり迷惑ですね。
お盆玉をあげる時にはポチ袋に入れるの?お年玉のポチ袋と一緒でもいい?
しかも、お盆玉はお年玉と同じように広めたいようで、ポチ袋に入れて渡すのが流れとなっています。
ですが、ポチ袋は冬やお正月を前面に出したお年玉用のポチ袋ではなく、夏の風物詩やお盆玉と書かれたお盆玉専用のポチ袋でなくては奇妙に見えます。
もちろん、この風習自体、一つの会社がポチ袋売るために作ったものですから、風習でもなんでもないと言い切ってしまえばそこまでですが、お盆玉をあげようと思うのであれば、お年玉用を使わずにお盆玉用のポチ袋を購入した方がいいでしょう。
ポチ袋(お盆玉袋)の作り方 シールやマステで簡単手作り♪