相手に非があるのに謝罪はしてもらえない?謝罪の強要は罪になる?
自分的には相手に非があると思うから、謝罪してほしいと思うものですが、相手だって自分に非がないと思うから謝罪しないわけです。
そんな中で謝罪しろと怒鳴る程度であれば、罪にはなりません。
しかし、もしもあなたが相手に対して暴力や脅迫をもって、謝罪を強要したならば、強要罪となって逮捕されてしまうかもしれません。
一番わかりやすいのは、謝罪しろと怒鳴りながら、胸ぐらをつかんだ場合です。
これは完全に暴力を誇示していると判断されるのでアウトです。
もちろん、実際に殴ったり、蹴ったりして謝罪を強要すれば完全なアウトです。
脅迫の場合は、例えば「謝罪しないなら、この店のことをネットでバラす」や「お前の名前を本社に電話して言う」などの発言がそれにあたるでしょう。
脅迫して謝罪を強要した場合は、罪に問われるので気を付けてください。
実際に行ってしまうと、当然ながら、名誉毀損罪になります。
しまむら店員に謝罪強要で逮捕
絶対に謝らない人の心理とは?せめて謝罪をしてほしい場合はどうする?
絶対に謝らないというのは、つまり自分に非がないと思っているからでしょう。
日本人の場合は、その場を丸く収めるためにすぐに謝罪を口にするのが一般的ですが、海外に目を向けると、すぐに謝る人の方が少ないです。
自分に非があることを認めるのは負けと同じなので、あの手この手で言い訳を考えたり、他のことや人に責任転換します。
これが悪いことかそうでないかは、その国それぞれの思想や文化に基づくものです。
国によっては、自分に非があってもそれを認めずにその場をやり切れる人はやり手として、一目置かれる存在となれる国だってあります。
日本人は「ありがとう」を言う数よりも、「すみません」を言う数の方が一生で多い国民性です。
なので、謝罪を言わない人を責めたてて躍起になるんだと思います。
ですが、本来はそれぞれが自分の言い分を持って言い争うことが尊重されるべきだと思います。
誰にだってミスはありますし、価値観の違いから生じるトラブルもあるでしょう。
謝罪ばかりに重きを置くべきではないと思います。
どうしても謝ってほしい場合は、弁護士さんに相談するべきでしょう。
自分で強引な方法をとれば、強要罪に問われてしまうことがあるので、相手に非があるかどうかきちんとジャッジしてもらうためにも弁護士さんに掛け合ってみましょう。