少年サッカーの親同士・コーチのトラブル事例4選 その3:役割分担に関するトラブル
少年サッカーの場合は、親の全面協力の元で運営されています。
試合の時には車出しをしたり、お茶を用意したり、ビブスを洗ったり、グランドの手配をしたり、親が必要な仕事を分担して行うのが一般的です。
これを当番制で行っているチームも多いですが、親の中には小さい子がいる家庭や共働きでなかなか顔を出せない家庭、車も免許も持っていない家庭など、さまざまな事情を抱えた家庭があります。
バリバリ当番をこなし、車も毎回のように出している家庭であれば、それらをやらない親を快く思わないでしょう。
不公平に感じるでしょうし、負担も大きくなりがちです。
役割分担に関してはできる時に、できる範囲でできるだけやるのが一番です。
トラブルになりやすい車出しも小さい車だからと何も言わないのではなく、出す意思があることをアピールするのが大切です。
当番も来週は来れないのであれば、今週はバリバリ働きますというスタンスでいるのが一番でしょう。
誰だって押し付けられたらいやな気分になるものです、きちんと協力するように心がけましょう。
少年サッカーの親同士・コーチのトラブル事例4選 その4:金銭感覚の違い
少年サッカーは、月謝が安いのが特徴です。
コーチがボランティアであることが大きな要因ですが、親の全面サポートがあるから運営できることも忘れてはいけません。
そんな少年サッカーですが、月謝が安くても、実際にはユニフォームやシューズ代、試合時の交通費など結構な出費があるものです。
元々、あまりお金をかけられないから、スポーツ少年団に通わせることにしたと言う家庭も多いものです。
なのに、学年が上がるにつれて、合宿代や遠征費などの出費が増えると困惑してしまうこともあります。
中には、海外へ短期のサッカー留学をさせられる経済的に裕福な家庭もあるでしょう。
そんな家庭が混じっていると、チームがさらに上を目指すためとして、お金のかかる提案を始めることもあるでしょう。
そういったことで、トラブルになる場合も多いんです。経済的な理由で合宿に参加できない家庭の悪口を言ったり、裕福な家庭を妬んだりするトラブルがありますが、どちらであれ、経費はなるだけ抑えるようにチーム全体で心がけるべきでしょう。
経済的余裕があるのであれば、企業が運営する充実したサッカースクールにでも通わせればいいのですから、経済的に余裕がない家庭に合わせる方が重要でしょう。
まとめ
サッカーに限らず、コーチがボランティアで親の全面サポートを頼りに運営されているスポーツ少年団は、親と子供とコーチ、それぞれがよい関係性を保っていないと成り立ちません。
トラブルゼロのチームを作るのは難しいでしょうが、トラブルが発生した場合も冷静になって話し合えるようなチームであるように心がけたいものですね。
子供のサッカーを応援するのが一番大切なことなのですから、同僚のように親同士はちょっとドライな関係を築くくらいが良いでしょう。
トラブルに負けずに、ぜひ良い人間関係を築いてくださいね。