長野のゼロ磁場「分杭峠」ってどんな場所?なぜ人気なの?
分杭峠(ぶんぐいとうげ)は、長野県伊那市にあります。
分杭峠とは、日本最大で、最長と言われる大断層地帯の中央構造線上にある地盤のもろい場所で、2つの地層がぶつかっている場所です。
ちなみに、大断層地帯上には昔から聖地が置かれることが多いそうです。
分杭峠がゼロ磁場であると発見されたのは1995年のことで、中国の公認「元極学(気の集団)」の創始者で気功師の張さんでした。
そして、土日にもなると、1,000人を超える人が訪れる人気のパワースポットです。
パワースポットとして紹介されていますが、神格的な場所ではなく、科学的に癒し効果があると信じられている場所です。
科学的にきちんと癒しの効果がある場所と証明されているわけではないのですが、ゼロ磁場という化学好きにはたまらない不思議スポットであるのは事実です。
この場所に来たことで、腰痛や肩こりが治ったという不思議な体験をする人が多く、人気のスポットとなってしまったことで、現在では毎日運行されているシャトルバス(冬の期間は、運行が有りません)でしか、訪れることができない場所です。
車:(栗沢駐車場まで)中央自動車道の伊那ICから車で40分ほど。
粟沢(あわさわ)駐車場:普通車約100台 料金/無料
栗沢駐車場というところから、シャトルバスが運行しており、8時から15時までの時間で、土日祝日は30分間隔です。
峠までの所要時間は約15分です。
シャトルバスは4月下旬から11月下旬までの運行で、料金は、大人(12歳以上)1,000円、小人(12歳未満)500円となります。※往復(協力金500円含む)
ただし、2歳以下の乳幼児で座席を利用しない場合は無料です。
分杭峠シャトルバス 関連HP:
2016初夏「分杭峠 ゼロ磁場」
ゼロ磁場がパワースポットといわれる所以、ゼロ磁場とは?
さて、分杭峠はゼロ磁場であるために注目されているわけですが、このゼロ磁場はとても珍しい場所なんです。
なぜなら、言葉の通り、磁気がない場所のことなんです。
地球にはN極やS極があり、方位磁石が必ずどこかを指しますよね?
でも、このゼロ磁場では、方位磁石はぐるぐると回転したり、振動したりして、方角を指せない状態になります。
それこそが、その場所に磁気がないことを示すわけです。そのため、カーナビやGPSも狂ってしまいます。
先ほど磁気がないといいましたが、実際にないわけではなく、厳密には正反対の磁気が打ち消し合う場所がゼロ磁場の定義となります。
どういうことかというと、ゼロ磁場はちょうど、N極とS極の正反対の磁気がぶつかり合って打ち消してしまい、磁力の高低の変動が大きくなり、結果として全体的に磁気がゼロに近い低い状態で保たれる場所なのです。