名古屋の初夏といえば「堀川まつり」!どんなお祭り?
堀川まつりにて1日目にある「まきわら船」の起源は「津島天王祭」で、これは更に歴史をたどっていくと京都の祇園祭がルーツと言われています。
堀川沿いのお祭りとして歴史を振り返ると州崎の天王祭・熱田の天王祭がありますが、州崎の天王祭は江戸の頃二大天王祭りのひとつとなったものの、残念ながら明治21年に中止となりました。
一方熱田の天王祭は室町時代中期の祇園祭の影響を受け、傘鉾型の山車が参加する「山車祭り」として発展しています。
しかし時代の変化とともに町中を山車で動き回ることが難しくなった結果天王祭の継続が危ぶまれ、これに変わるものとして同じ祭神であるまきわら船を勉強にいきました。
その結果尚武祭のまきわら船が明治43年に完成し、お祭りも継続可能となっていたんですね。
更に昭和50年頃に資金難などが理由でまきわら船は中止されてしまいましたが、平成2年、市民グループの手により堀川まつりのまきわら船として復活しました。
地域に根ざしたまきわら船は現在州崎神社まで遡るようになっていて、州崎と熱田の架け橋となっています。
このように地域に根ざしたお祭りであるため地元の方にとっても堀川まつりは大切で、毎年たくさんの来場者も訪れています。
堀川まつり 公式HP:
開催概要
開催日:2023年6月3日(土)・6月4日(日)
場所:熱田区宮の渡し公園界隈
スケジュール
今年もまだ新型コロナウィルスの影響はありますが、4年ぶりに獅子山の引き廻しを行う予定です。
6月3日はステージ、宮の浜市、獅子舞、大治太鼓、まきわら船引き回しなど。
6月4日は疫病退散の神事、獅子舞、獅子山引き回し、みよし流し、菓子まきなど。
6月3日(土)
12:00頃 宮の浜市キッチンカー開始
13:00頃 堀川まつりオープニング&ステージ、獅子舞演舞、熱田どどいつ・神戸節演奏
14:00頃 堀川太鼓演奏
15:00頃 宮の浜夜市(あつた宮宿会)開始
16:30頃 まきわら舟獅子舞保存会演舞
18:00頃 大治太鼓尾張一座演奏
19:00頃 まきわら船点灯・引き廻し、園内提灯行列
19:30頃 疫病退散/献灯会
21:00頃 終了
6月4日(日)
10:00頃 疫病退散の神事・まきわら舟獅子舞保存会 奉納
10:30頃 獅子山引き回し
12:30頃 御葦/みよし流し
13:00頃 お菓子まき
14:00頃 終了
アクセス方法
公共交通機関:地下鉄「伝馬町」徒歩10分。名鉄名古屋本線「神宮駅」から徒歩約20分、または幹神宮1市バス「七里の渡し」下車後、徒歩1分。
駐車場については情報がありませんでしたので基本的には自力で探すことになり、できるだけ公共交通機関を使ってお祭りに行くことをおすすめします!
堀川まつりといえば提灯行列!
堀川まつりは「地元のお祭り」という印象も強いですが、特におすすめしたい見どころは夜の提灯行列です。
暗闇の中提灯でほんわか浮き上がった光が陽気な音楽とともに進む姿はお祭りならではで、ぜひ見ておきましょう!
2010堀川まつり提灯行列
動画を見ても分かる通り人の出もそれなりに多いので歩きやすい靴で行く、小さなお子様に注意するなどの対策もしておくことをおすすめします!