富山県の5月といえば「高岡御車山祭」!どんなお祭り?
高岡御車山祭は富山県の5月のお祭りとして有名ですが、まずはどのような雰囲気のお祭りなのかを動画でチェックしてみましょう。
高岡御車山祭
高岡御車山祭は毎年富山県で5月1日に行われる伝統行事で、お祭りの名前にもなっている「高岡御車山」には由来があります。
1588年に豊臣秀吉が後陽成天皇を迎え入れる際に使用した御所車を前田利家公が拝領し、高岡城を築くために町民に与えられたのが始まりなんですね。
御車山は御所車に鉾を立てて作られたもので、高岡の金工や漆工、染織などの工業技術が凝縮された華やかな山車となっています。
地元の方にとっても高岡町民の心意気と財力によって支えられ作られた御車山への思いは強く、高岡御車山祭はとても大切な行事なんですね。
「高岡御車山祭の御車山行事」は国の重要有形民俗文化財・無形民俗文化財の両方に指定されており、これは日本全国で5件指定されている内の一つです。
※他の4件は、祇園祭山鉾と京都祇園祭の山鉾行事 / 高山祭屋台と高山祭の屋台行事 /秩父祭屋台と秩父祭の屋台行事と神楽(秩父夜祭り)/日立風流物
御車山祭 開催概要
ユネスコ無形文化遺産 高岡御車山。
雅な桃山文化を今に伝える7基の御車山が古式に則り巡行します。
高岡工芸の粋を結集した豪華絢爛な山車が勢揃いする様は圧巻です!
日時:2024年5月1日(水) 11:00~18:00
会場:坂下町11:20頃出発~12:00頃片原町交差点勢揃い~各町内奉曳~18:00頃曳納
【5月1日 御車山祭】
11:00 坂下町 御車山曳揃(※みどころ)
11:20 出発
12:00 片原町交差点 勢揃い(※みどころ)
各町内奉曳
14:00 高峰公園 休憩中の御車山を間近でご覧いただけます
15:15 山町筋を通る御車山(※みどころ)
18:00 曳納
※雨天時の展示場所
◆高岡市山町観光駐車場
◆NTT西日本高岡市外ビル駐車場
◆高岡御車山会館(5/1は19時まで開館)
高岡御車山祭開催当日は、高岡御車山会館 入館無料
宵祭・ライトアップ
御車山祭の前日は山車が蔵出しされ、各山宿前に運ばれます。
人形や幔幕の飾りつけ、入魂式後に宵祭が始まります。
各山町の飾りをひとつひとつ見てまわるのも、宵祭ならではの楽しみです。
御車山のライトアップ展示も行われます。
宵祭:4月30日(火) 18:00~ 各町山宿にて、囃子方試樂、御車山部材展示など
ライトアップ:4月30日(火) 18:30~21:00
開催場所:山町筋観光駐車場、高岡御車山会館、御馬出町臨時山倉
ライトアップ時間帯は、高岡御車山会館 入館無料
アクセス情報
公共交通機関:あいの風とやま鉄道高岡駅から徒歩15分
車:能越自動車道高岡ICから車で10分
駐車場:駅周辺にある市営駐車場をご利用ください。約1,000台
駐車料金: 駐車場により異なります。
祭り会場に乗り入れはできません。
【4月30日のみ お祭り無料シャトルバスの運行】 ※2023年情報
「御車山宵祭・ライトアップ会場(超願寺向かい)」と「瑞龍寺ライトアップ会場(八丁道第一観光駐車場)」を往復するシャトルバスを約15分間隔で運行します
18:30~21:30
市内の曳き廻しが長時間ありますのでもちろんですが交通規制が市内に敷かれ、車での移動にはかなりの注意が必要となります。
市内もかなりの混雑が予想されますので、高岡御車山祭へ行く際はできるだけ公共交通機関を利用し、余裕を持ったスケジュールを考えておきましょう!
高岡御車山祭 公式HP:
関連サイト:
国の重要有形民俗文化財の御車山とは?
高岡御車山祭の御車山行事は全国的に有名な京都の祇園祭の山鉾行事などと同じ、国の重要有形民俗文化財・無形民俗文化財の両方に指定されています。
高岡「御車山祭」(富山県高岡市)H29.5.1
こちらの動画がかなり近くで見ることが出来るのですが、細やかで華やかな装飾が施された山車、本当にすごいですよね。
高岡御車山は高さが8.4メートルから9メートル、長さが2.29メートルから2.85メートルという大きなもので、御所車に心柱を立てて竹籠をつけ、三色の和紙で作られた菊の花を5つつけた割竹を放射状に広げた花傘が特徴です。
この特徴から別名を「花山車」とも呼ばれていて、京都の祇園祭の山鉾が由来と言われていますが、正確なルーツは分かりません。
高岡御車山のように重要有形民俗文化財・無形民俗文化財どちらも指定されているものは全国でも5件しかなく、高岡御車山祭が長い歴史と文化を守り続けていることも分かりますね!