思い込みが激しい人・同僚との付き合い方・対処法 その2:一旦思い込みを受け入れて紙に書かせる
私は、この医師とのトラブルの後、Nへの対応を変えました。
Nの手術介助や看護ケアが間違っていると感じた時、何故このような行動をとったのか紙に書かせることにしました。
もちろん、最初は面倒そうな顔をしていましたよ。
しかし、「あなたのようなやり方も参考にしたいから。」と、一旦相手の考え方も受け入れる姿勢を示すと、すぐに納得してくれて紙に書いていました。(笑)
結構単純な面もあるようで。
そして、Nが書いた内容を読み上げ、「こういうことも考えられない?」と聞くと、素直に「確かにそうですね…。」と受け入れるようになったのです。
自分の考えを紙に書いて視覚的にすることで、物事を客観的に考えられるようになり、私や他の人の意見も少しずつ受け入れてくれるようになりました。
思い込みが激しい人・同僚との付き合い方・対処法 その3:業務上のルールをマニュアル化する
思い込みが激しい人には、『暗黙のルール』というものは通用せず、自分が正しいと思うやり方を進めていきます。たとえそれが間違ったやり方であっても、です。
暗黙のルールが通用しないなら、公認のルールにするのが一番!ということで、細かいことも全てマニュアル化することにしました。
正直、骨の折れる作業でしたが、そうすることでNが思い込みでマニュアルと違う行動をとったときに「どうしたの?」と冷静に声をかけやすくなりました。
そして、指導する内容がマニュアルによって明確化されているので、誰もがNに統一した指導を行うことが出来るようになりました。
まとめ
思い込みが激しい人は、根本に「自分が一番正しい」と思っている傾向が強くあります。
ですから、なかなか他人の意見を受け入れることをしないために対応が難しくなるのですが、私の経験上有効だった対応として、
1.絶対に威圧しないこと。
2.一旦思い込みを受け入れて紙に書かせること。
3.業務上のルールをマニュアル化すること。
でした。
正直、このような対応をしたからといって、後輩Nの思い込みがなくなったわけではありません。
しかし、業務に支障をきたすことが少なくなり、職場にとっては大きな成果でした。
あなたの周りにも「思い込みが激しい人」がいて困っているのなら、ぜひ、試してみてくださいね。