でも・だって・だけど が口癖な後輩や新人、、、どういう心理なの?
まず、D言葉が口癖の人の心理を考えてみましょう。
D言葉の後に続く言葉で思い浮かぶものってなんですか?
「そうですね。でも、私には無理だと思います。」
「だって、時間が無かったから…。」
などと、ネガティブな言葉ではないでしょうか?
そう、D言葉を多用する人は、ネガティブ思考の人が多いのです。
他には、
・自分に自信がない。
・自己中心的で幼稚な思考。
・素直になれない。言い訳ばかりする。
・無責任で常に責任転嫁しようとする。
このような心理・特徴があげられます。
きっと自分でも知らないうちに口癖になっているのですね。
でも・だってが口癖の新人への指導方法・対処法 その1:相手に考えさせる
以前、私が後輩指導をしていた時の話。
私:「Aさん、患者さんの看護計画を立てるから、しっかりと情報収集しておいてね。」
Aさん:「(情報収集は)カルテだけでいいですか?」
私:「何を言っているの?患者さんと話して直接情報とっておいて。」
Aさん:「でも、あの患者さん、何も話してくれないですよ。」
私:「そうなの?私にはいつも笑顔で接してくれるわよ?」
Aさん:「だって、それは先輩だからですよ。私に対しては不愛想なんです。」
ここまでは、よくある新人看護師と患者さんのコミュニケーション問題ですが、Aさんは常にD言葉で嫌なことから逃げようとしていたので、私はある対応を取りました。
私:「じゃあ、どうしたら話が出来るようになるんだろうね?」
私:「自分で考えないと、ずっと問題は解決しないよ。」
Aさん:「・・・・。」
その日、あえて看護計画は立てませんでした。
翌日、Aさんが私のもとへやってきて、
「不愛想だからって避けていたら、いつまで経っても状況は変わらないですね。そんな私の気持ちが患者さんに伝わっていたのかもしれません。すみませんでした。」と、言いました。
その日、Aさんは不愛想だと言っていた患者さんに笑顔で話しかけ、しっかりと情報収集をしていました。
このように、自分自身を客観的に見られるように考えさせることで、仕事上支障が出ていることをわからせた結果、逃げずに対応することが出来るようになりました。