会津彼岸獅子といえば「天寧獅子」!踊りの意味は?
会津彼岸獅子は「天寧獅子」とも呼ばれていて、その踊りは5つの演目から成り立っています。
3体の獅子が音楽に合わせて舞い踊る会津彼岸獅子、まずは動画でその様子をご確認ください。
会津彼岸獅子2015
5つの踊りは
庭入り
山おろし
弓舞
幣舞
袖舞
という構成になっていて、庭入りで家内安全を祈願、弓舞で獅子にとって恐ろしい「弓」へ勇敢に立ち向かう姿を表現しているんです。
掛け声はひとつの舞が終わるごとに掛けるものとされていますので、見に行かれる場合は周囲を参考にしつつぜひ実践してみてくださいね。
踊りへの参加方法などは残念ながら情報がありませんでしたので、地元の方のみと思っておいたほうが良さそうです。
また踊る場所は決まっています(鶴ケ城・阿弥陀寺・市内各所)ので、最初から最後までしっかり見ておきたい場合は早めに現地へ移動しておくことをおすすめします!
その他 会津彼岸獅子のみどころ3つ!
会津彼岸獅子、動画を見ているだけでもずっと眺めていたい魅力に満ちていますが、特におすすめしたい見どころを紹介していきますね!
見どころ1:庭入り
庭入りは会津彼岸獅子の5つの踊りのひとつであり、3体の獅子が一列に並んで踊るので見ごたえがあります!
この踊りは家内安全を祈願するもので会津の藩士達にも愛された踊りであり、過去に思いを馳せながら鑑賞するのも良いのではないでしょうか!
会津彼岸獅子2015 「天寧獅子保存会」鶴ヶ城にて 00035
見どころ2:弓舞
弓舞は獅子が勇敢に弓に立ち向かう姿を表した踊りで、次の動画の1分辺りから見ることが出来ます。
優雅な音色に合わせていながらも感じる緊張感、弓へ立ち向かっている姿はじっくり眺めたい魅力がありますので、ぜひ見逃さないようにしてくださいね!
2013会津彼岸獅子
見どころ3:幣舞
幣舞は獅子は1体のみですが、ヒョットコのお面をかぶった「幣舞小僧」が登場し、向かい合って舞います。
子どもを食べようとした獅子が子どもの鈴と魔除けが怖くて近づけずうろうろし、そのうち一緒に遊んでしまう……こんなかわいいエピソードを表した舞とも言われているんですよ。
幣舞 会津 彼岸獅子2015 「天寧獅子保存会」鶴ヶ城にて 00036
まとめ
会津彼岸獅子は戊辰戦争の逸話もあって幅広く知られていますが、それでも実際に見てみるとまた違った魅力があります。
動画でも独特の会津彼岸獅子の舞を楽しんでいただけたと思いますが、できれば実際に目の前で舞う姿を見てみたいものですよね!
今年の春のお彼岸は、ぜひ会津彼岸獅子の5つの舞をご自分の目で堪能していただければと思います!