セーラー服のリボンの正しい結び方ガイド!
リボンの正しい結び方を順番に説明♪
まず三角の形になっているリボンを5㎝間隔で折りたたんでいきます。
大体、4つ折りくらいになると思います。
中心を安全ピンで留めて固定したら、セーラー服の襟の下に入れます。
この時に右側のリボンが少し長くなるようにしましょう。
ここから、リボンを作っていきます。
右側を上にして、左側の下を通して、真ん中から出します。
さらに、左側の下を通して、できた輪っかに右側を入れて引っ張り出したら完成です。
形をきれいに整えるとよりきれいな仕上がりになります。
動画でチェック!
セーラー服のスカーフ・リボンの結び方
セーラー服のリボン(スカーフ)ってそもそもどんな役割なの?
ここで、セーラー服の歴史にちょっと触れてみましょう。
セーラー服はイギリス水兵の制服だった
セーラー服が元々、イギリスの水兵の制服だったのは有名ですよね。
現在では、セーラー服と言えば、女学生のイメージですが、当初は男性向けのファッションだったと言えます。
水兵のセーラー服として、採用されたのは19世紀ごろとされており、大きな襟は船上で音声を収集する際に風を遮るために用いられたとされる説が有力ですが、定かではありません。
V字に大きく開いたデザインは、海に落ちた際に服を破り捨てやすいようにと言われています。
スカーフは飾りですが、手拭いの役割を担っていたという説もあります。
王子の子供服になり、やがて女性向けに
1840年代に王室ヨットの乗組員の水兵のセーラー服をヴィクトリア女王が気に入って、子供服を作らせて皇太子アルバート・エドワードに着せ、さらに、他の王子にもセーラー服を贈りました。
この出来事から国民の間でセーラー服の子供服が流行しました。
これが、20世紀初頭に世界的なものとなり、19世紀ごろにはフランスで女性のファッションにも取り入れられ、ボーイッシュ・ブームが手伝い、ヨーロッパ各国やアメリカでも女性のファッションとして流行しました。
日本で制服になったのは1920年!
そんな子供や女性のファッションだったセーラー服が日本で女学生の制服になったのは、1920年の京都府にある平安女学院だったとされています。
ワンピースタイプで、ベルトを腰に巻くスタイルでした。
現在の形であるセパレートになったのは、福岡県の福岡女学院で、校長だったエリザベス・リーがイギリス留学中に来ていたセーラー服をモデルに活動しやすい体操服として考案しました。
そのため、スカートにはプリーツがつき、セパレートタイプで動きやすいデザインとなったのです。
1920年に運動着として採用された後、1921年には制服となったとされています。
この制服が全国に普及した背景には、当時は多くの学校が男子の制服として陸軍向けのデザインを採用していたため、女子には海軍の軍服をという理由があったとされています。