花巻といえばわんこそば!わんこそばってどんなそば?
わんこそば全日本大会、もちろんわんこそばを食べる全日本大会なのですが、そもそも「わんこそばとはどんなそばなのか」を知っておきたいところですよね。
わんこそばの基本や食べ方について、まず最初に次の動画を見ながらチェックしてみましょう!
盛岡名物 「わんこそば」を食べよう!
わんこそばとは一口大のそばをおわんに入れ、食べ終わるたびにどんどん次のそばを入れていく食べ方になります。
「もうおなかがいっぱいで食べられない」というときは、蓋を閉めることによって給仕さんに伝えます。
- わんこ(お椀)で食べる
- 給仕がつく
- 温かいそばである
これがわんこそばの定義です。
普通のそばとは器からして違いますが、わんこそば10杯がかけそば1杯とほぼ同じ量となります。
一般的なわんこそばの場合はお客さんに合わせて次のそばを入れていくスタイル、逆に観光目的のため給仕さんが積極的に声をかけてたくさん食べてもらおうとするスタイルなど、様々です。
1杯の量も基本である「おわんに入る量」ではあるもののお店によっても違いますので、盛岡や花巻へ行ってわんこそばを食べてみたいと思っている方は注意しておいてくださいね!
わんこそばは東北……岩手の盛岡・花巻が有名ですが、わんこそばの発祥は説が2つあり、それが盛岡・花巻なんですね。
盛岡ではかつて祭りの際地主が村人にそばを振る舞うという風習があり、普通の釜では大勢の村人に一度でふるまえないため小分けにし、おわんで出したのが発祥というものです。
一方花巻説はおよそ400年前、南部藩第27代当主南部利直が江戸に行く途中で花巻城に立ち寄って食事を所望したことが元となっています。
「殿様に対して市民と同じどんぶりでそばを出すのは失礼」とその他のごちそうと共におわんに一口のそばを入れて差し出したところ、気に入られて何度もおかわりをた……こう聞くと、確かに今も伝わるわんこそばの形ですよね。
今も伝わるわんこそばの形になったのは明治時代、「お殿様が召し上がったわんこそば」として一気に市民の中で広まってからのことです。
つまり最も遠く見ても起源は400年前、どちらの形が起源だったとしても「お客様へのおもてなし」を大切にした食文化であることが分かります。
本来は決して早食いや大食いを競うものではなく、そのような形が広まったのは1957年に花巻市で「わんこそば相撲冬場所」というわんこそば全日本大会の以前の形が開催されてからなんですね。
2月の花巻といえば「わんこそば全日本大会」!
いよいよ「わんこそば全日本大会」についてですが、まず大会の雰囲気を動画で確認してみましょう。
最速ファイターズ2018①登場 第60回わんこそば全日本大会
これは2018年、つまり今年のわんこそば全日本大会の様子ですが……動画を見ているだけでも驚く速度でそばが食べられていっていますね。
そして気になる2023年のわんこそば全日本大会がいつ開催されるかについてですが
第66回元祖わんこそば全日本大会(花巻)
開催日:2024年2月11日(日) ※毎年2月11日(わんこそば記念日)
開催時間:午前9時 食士(参加者)受付開始 午前9時30分 開場
開催場所:花巻市文化会館(岩手県花巻市若葉町3丁目16-22)
大会種目
種 目 | 募 集 人 数 | 参 加 料 | 競 技 方 法 |
小学生の部(小学生3人1組) | 10組 30名 | 1,500円(税込) | 1人3分間で3人の合計した杯数を競う |
団体の部(3人1組) | 40組120名 | 6,000円(税込) | 1人3分間で3人の合計した杯数を競う |
個人の部 | 30名 | 2,000円(税込) | 1人5分間で杯数を競う |
参加料は、参加決定通知書が届いてからお支払いいただきます。
※第66回大会では、団体の部の競技時間が1人3分となりますので、ご注意ください。
大会への参加方法
関連サイト:
入場料金は無料ですがこれは見学の場合であり、選手として参加する場合は一人1,500円から2,000円ほどになります。
2024年で66回目を迎える歴史の長い行事であり、今までの歴代最高記録はなんと「258杯」なんです。
「噛まずに飲む」「つゆは飲まない」など多く食べるコツも掲載されていますので、公式サイトはぜひチェックしておいてくださいね。