新春恒例!初荷式とはどんな行事?オリオンビールの初荷式がすごいらしい?!

1月のお祭り
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新春恒例行事!初荷式ってどんな行事?

例年、新年2日から各デパートが福袋セールで大賑わいですが、その陰で長年企業が行っていたのが「初荷式」です。

昔は3が日が過ぎた頃、トラックに初荷の旗やのぼりを立てて街に繰り出し、商売初めの景気をつけていたようです。

現在は高速道路などの安全面の観点からほとんどなくなってしまいました。

「初荷式」は、商家の仕事始めとなる正月2日に行われる儀礼的な初商いとして、江戸時代から始まりました。

元旦は休み、仕事始めの正月2日の早朝から縁起を祝い、商人は小売店へ、小売商人はお得意先へそれぞれ商品を送り込んでいました。

式では、祝歌を歌ったりして、祝酒なども用意されていました。

農家では、野菜の初出荷をする家もあり、車を使う前は綺麗なくらや綱で飾った馬を使って、華やかさを演出していたそうです。

現在の「初荷」とは、一般的に年が明け最初に工場や倉庫などの物流拠点から、販売店へ向けて商品が出荷されることを指します。

元々は、小売店の初売と同じく1月2日に行われていましたが、官公庁や多くの企業で初仕事が1月3日になり、「初出荷」もこの日に行われることが多くなりました。

また、初荷は景気の良さをアピールするもので、信頼性を高め、顧客を増やすという狙いがあります。

これは、マーケッティング心理学での「ジャンプワゴン効果」といいます。

具体的には、お正月に自分たちの社名などの入った車両を走らせることで、自分たちの営業の勢いをアピールする意味があるのです。

「初荷式」は、商売繁盛と景気の上昇を皆で祈願する、古き良き昭和の時代より引き継がれてきた新年の儀式と言えます。

初荷式はどんな流れで行われる?式次第は?挨拶は誰が?

業種により多少の違いはありますが、「初荷式」の式次第は主に次のような流れで行われます。

主催者側のトップの挨拶や、来賓の祝辞などがあり、トップの挨拶では、新年の挨拶とともに、その年の豊富などが話されます。

・開会 開会宣言は、本来主催者が行いますが、時間短縮の為、司会者が行う場合もあり。
・式辞 主催者が述べる挨拶で、主催者側のトップのご挨拶の前に行う。
・主催者挨拶 主催者側のトップが行う挨拶
・来賓祝辞 司会者が来賓の方を紹介し、来賓が祝辞を述べます。
・記念撮影
・手締め
・セレモニー(出荷式でテープカット、花束贈呈、くす玉開き、トラック出発など、会場を移してセレモニーを行う場合は、一旦閉式するケースがあります)
・閉会

パナソニックでは、新製品を全国に届ける初出荷の時に「出荷式」が行われます。

この出荷式の起源は、創業者の松下幸之助氏が正月の恒例行事として行っていた「初荷壮行式(初荷)」にあります。

パナソニックをモデルにした人気マンガ「部長 島耕作」でも、「初荷壮行式」の様子が描かれているそうですよ?

「レッツノート XZ6」出荷式〜三三七拍子の様子〜

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