小正月はじめてガイド!由来・意味・行事とは?小正月が根付いている新潟の行事!

1月のお祭り
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小正月とお正月の違いは?いつの行事なの?

お正月は、新年の幕開けをお祝いする伝統行事として、誰もが行う日本の伝統行事ですよね?

このお正月は厳密にいうと、「大正月」「小正月(こしょうがつ)」「二十日正月(はつかしょうがつ)」があるのです!

元日から松の内(1月7日)までを、「大正月」と言い、1月15日は「小正月」と呼び、旧暦ではお正月だった日になります。

昔は「小正月」までが松の内でしたが、江戸時代に徳川幕府により1月7日の「大正月」までとされましたが、関東地方以外には浸透しませんでした。

明治初期に新暦に変わり、お正月は現在の1月1日になり、基本的には、小正月でお正月は終わりと考えられていますが、地域によっては、「二十日正月(はつかしょうがつ)」の1月20日までをお正月としているところもあるようです。

また、2000年からは成人の日(1月第2月曜日)に「小正月」が行われる場合もあるようです。

ちなみに関西では、「小正月」の15日まで「松の内」なんだそうです。

新暦で1月1日に正月を行うようになった今でも、多くの地域では小正月の行事が残っており、今でも引き継がれています。

小正月の由来や意味は?

「小正月」は、年末から大正月に多忙だった女性(主婦)をねぎらう意味「女正月」とも呼ばれています。

そして、小正月には主婦は体を休めるため、実家に帰省してゆっくりと過ごすように、という意味があり、場所によっては、男性が女性の代わりに家事を行う日とされています。

年神や祖霊をお迎えする松の内の「大正月」に対して、「小正月」は農業や家庭的な行事を行うお正月で、お盆と同じように大切にされていた日でした。

また、「大正月」には玄関先にしめ縄や門松を飾りますが、「小正月」には餅や団子を小さく丸めて柳などの木の枝につけたもので、東日本では「まゆ玉」とも呼ばれています。

これらを神棚などに飾り、養蚕や一年の五穀豊穣を祈願します。

そして、「小正月」の朝には、小豆粥を食べます。

小豆の朱色には、昔から邪気をはらう力があると言われており、一年の家族の健康を願う意味で小豆粥を食べたそうです。

お祝いにはよく赤飯を炊きますよね?

これも災いをはらう力がある朱色の小豆を入れた赤飯を食べることで、災い転じて福を呼び込む、という意味があるそうです。

また、「どんど焼き」といって、正月の松飾りやしめ縄、書き初め、古いお札などを焼き「無病息災」を願う行事があります。

「どんど焼き」は、地方によって呼び名が違い、神社の「お炊き上げ」と同じものです。

「どんど焼き」の煙に乗って山へ帰る年神様を見送り、「どんど焼き」の火に当たると若返りの効果があり、焼いた餅や団子を食べると1年は病気にならないと言われています。

「どんど焼き」「子どものお祭り」でもあるようです。

ちなみに、日本一高いどんど焼きのやぐらは、宮崎県西臼杵郡の「どんど焼き」だそうです。

毎年やぐらの高さでギネス記録に挑戦していて、大勢の見物客で賑わうそうです!

20130115 小正月行事

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