福岡の新年といえば筥崎宮 玉せせり!どんなお祭り?
筥崎宮って何?
筥崎宮(はこざきぐう)とは別名 筥崎八幡宮とも呼ばれ、日本三大八幡宮の1つに数えられる福岡県にある神社です。
この神社では、第15代 応神天皇とその母 神功皇后が祀られています。
蒙古襲来の際には神風が吹き、日本が勝利をおさめたことから、戦勝の神様として有名です。
地元のスポーツ団体の必勝祈願や、企業の商売繁盛、厄除けのお祓いにもつかわれます。
また参道は1年を通して色々な花が咲き、花の名所としても人気の観光地です。
玉せせりとは?
玉せせりは玉取祭ともよばれ、九州三大祭りの1つとしても有名です。
お祭りで使われる玉の由来は定かではありませんが、神功皇后三韓征伐の時に龍神から授かった玉にあやかったという説が有力なようです。
お祭り自体は室町時代から500年以上続いています。
陰陽2つの玉を筥崎宮から250m程離れた場所にある玉取恵比須神社まで運びます。
祭典の後は、競り子と呼ばれる下帯姿の男達による玉の取り合いが行われます。
この玉に触ったものは災難を逃れ、幸運を授かるとされているので、競り子たちの熱気は尋常ではありません!
開催概要
日程:2024年1月3日(水) ※毎年1月3日
時間:13:00~14:30
絵馬殿前にて玉洗式開始。
終了後東側に約250m離れた末社玉取恵比寿神社へ移動、祭典終了後に玉せせりが開始。
玉は本宮まで競られ本殿に納まり終了。
場所:筥崎宮(福岡市東区箱崎1-22-1)、玉取恵比須神社
公共交通機関:福岡市営地下鉄「箱崎宮前駅」下車徒歩3分。JR鹿児島本線「箱崎駅下車」徒歩8分。
参加者数:250~300人(筥崎宮の氏子の男子)
例年の来場者数:5万人
玉せせり(玉取り)のルールは?
玉せせりに使われる玉は木製で、陽の玉が直径28cm、重さ8㎏、陰の玉が直径30cm重さ11㎏になります。
玉せせりの流れ
まずは筥崎宮で、お祭りで使用する玉を清める「玉洗い式」を行います。
清められた2つの玉は神職達の手によって東に250mほど離れたところにある末社 玉取恵比須神社まで運ばれます。
玉取恵比須神社では、メインイベントである玉せせりが行われます。
陸側と海側に分かれた氏子たちが、玉を奪い合いながら楼門で待つ神職のところまで運びます。
玉に触った者は災難から逃れ、幸運を手に入れられるという言い伝えがあります。
またその年の吉凶を占う意味もあり、神職に渡す直前に陸側が玉を持っていれば豊作、海側が持っていれば豊漁となるとされています。
「玉せせり」 今年は大漁に…福岡