今や常識?離婚式ってどんな式?
離婚式とは最初にお話した通り、離婚を決めた夫婦が友人や親族の前で人生の区切りをつけるために行われる儀式です。
始まりは1990年代、そして広まってきたのはごく最近……ではありますが、これはどちらかというと近年の離婚率の高さのほうが原因かもしれませんね。
これまでに400組以上の夫婦が離婚式を経験しているのはもちろん、逆に離婚式を皆の前でとり行うことによって離婚を思いとどまり、やり直してみようと思われた方も15組いるそうです。
自分たちだけではなく友人や親族の目の前で宣言すること、また参列された方からの励ましの言葉を貰えるなどによって、自分たちを見つめ直す機会となるのかもしれませんね。
またもちろん離婚式を実行することによって人生の区切りをつけ、むしろ晴れ晴れとした表情となる夫婦もたくさんいるそうです。
離婚は後ろめたいものではなく、このように皆の前で広めることによって気持ちの切り替えができる……こう考えると、離婚式も良いものだなあと思いますね。
イメージが湧かないという方も多いと思いますので、まずは実際の離婚式の様子などを動画でチェックしてみましょう!
ハッピー離婚式 【PV】
こうしてみると「離婚式」という名称から想像するような深刻な雰囲気ではなく、むしろ晴れ晴れとした、次への人生へ歩みを剥けるための明るい式ですよね。
当日の流れも様々ですが、全体的な流れとしては司会者が「夫婦が離婚に至った経緯」を説明し、夫婦から一言挨拶があります。
その後出来れば離婚経験者の友人による友人代表挨拶があり、「最後の共同作業」として離婚式で最も注目するイベント、「結婚指輪をハンマーで叩き割る」というものがあります。
この最後の共同作業が終わったタイミングで夫婦が晴れ晴れとした表情になることが多く、自然と拍手が出るのもここなんだそうです。
後は会食などになりますので、晴れて離婚した元夫婦を励ましたり今後について話したり、「これから」に向けて歩み出すことになります。
また当事者……つまり別れる夫婦のことですが、当然ですが「新郎新婦」ではなく、呼び方としては「旧郎旧婦」になります。
もし招待されて行かれる場合は呼び方もやっぱり気をつけたほうが良いですので、今のうちに覚えておきましょう!
離婚式に招待をされてしまった!ご祝儀や服装は?
実は結婚式のように当事者や参列者の服装のルールが多いわけではなく、「特に決まっていない」というのが正解です。
当事者達も自前の服装になることが多いですので、あまりしっかり考えなくとも構いません。
とはいえ華やかな白や当事者よりも目立つ格好は違和感がありますので、そういったポイントだけ注意しておけば大丈夫だと思います。
ちなみに親族や友人を招待して行うものが離婚式ではありますが、実際のところ家族が参列するということはあまりないそうです。
もし出席する場合も参列者の服装ルールについては同じですので、旧郎旧婦より華美にならないような自前の服装を探してみましょう。
また参加する場合の「ご祝儀」は必要かどうかですが、離婚式の場合は「ご終儀」として3,000円から5,000円ほどを用意しておくと安心です!