ご利益たっぷりの七福神巡り。いつのタイミングに行くのが最適?
七福神は室町時代末期ごろから信じられるようになった民間信仰とされています。
「七福神巡り」は、江戸時代の頃に広まっていった風習で、“松の内”(正月の15日まで)の間は家に神様が滞在している期間とされているため、この期間に七福神がお祀りされている神社やお寺を巡ることで、“ご加護に預かり、その年の難から逃れられることができる”という言い伝えがあります。
ですから、年明けの1月に「七福神巡り」をされている方が多いのです。
七福神巡り日本橋のおすすめルートは?どれぐらいの時間がかかる?
日本橋「七福神巡り」の特徴として、元旦から15日までの期間に限って各寺社の御朱印が押されてある揃い色紙といわれる“七福神参拝の色紙”2,000円で購入出来ること。
(ちなみに、七福神像が乗った揃い宝船も5,000円で限定数で販売されています。)
水天宮でなら間違いなく手に入れられます!!
人形町の公式サイト
さあ!こちらを最初に用意してしまえば、あとは各寺社を参拝するだけです。
と言うことで、今回は水天宮からスタートです。
七福神巡り日本橋のおすすめルート その1.弁財天の水天宮
水天宮の御本社は福岡県久留米市に鎮座されています。
江戸時代、久留米を治めていた有馬家の殿様が、江戸時代に御分霊を江戸敷地内にお祀りしたのが東京の水天宮の創始。
御像は運慶の作と伝えられています。
水天宮HP:
七福神巡り日本橋のおすすめルート その2.大黒天の松島神社
武家屋敷を造営するため、全国から職人が集められました。
職人たちはそのまま居を構え、町の中心にあったこの神社に、
故郷の神々の合祀を願い出たため、御祭神はなんと14柱。
大黒天(大国様)も拝殿に祀られています。
参考サイト:
七福神巡り日本橋のおすすめルート その3.毘沙門天の末廣神社
遊郭の主人たちが幕府から許可を得て、この周辺に花街を開いたのが吉原の始まりとされ、町が活気づくにつれて人々はこの地にあった末廣神社を地主神、氏神として信仰したのだそうです。
末廣神社に祀られている毘沙門天は、武道の神様として勝運を授けてくれると言われています。
参考サイト:
七福神巡り日本橋のおすすめルート その4.寿老神の笠間稲荷神社
日本三大稲荷のひとつとして知られる茨城県笠間市にある笠間稲荷神社の御分霊を受けた別社。
安置されている寿老神は、昭和51年(1976)に伊勢の猿田彦神社から勧請されたもので比較的新しいものです。
笠間稲荷神社 公式HP:
七福神巡り日本橋のおすすめルート その5.恵比寿神の椙森神社
平安時代に平将門の鎮定するため、藤原秀郷がここで戦勝祈願をしたと伝えられ、日本橋の中でも特に由緒を誇っています。
江戸時代に入ると、椙森神社を篤く信仰していた神道家の吉川惟足が、恵比寿神をお祀りしました。
参考サイト:
七福神巡り日本橋のおすすめルート その6.恵比寿神の寶田恵比寿神社
祭壇の中央に鎮座している恵比寿神像は、運慶作とも左甚五郎作とも言われています。
寶田恵比壽神社は、田村村の鎮守で元は皇居前にあったと言われています。
参考サイト:
七福神巡り日本橋のおすすめルート その7.福禄寿・弁財天の小網神社
小網神社は、江戸末期まで近くの萬福寺と神仏融合の形をとっていました。
明治元年(1868)の神仏分離の令が出されたことで、萬福寺に祀られていた弁財天と福禄寿を小網神社で祀ることとなったそうです。
小網神社の社殿は戦争でも燃えることなく残ることができ、お守りを頂いて戦地に向かわれた兵士の多くが無事に戻ってくることができたと言われ、「強運厄除けの神」として人気があります。
小網神社 公式HP:
七福神巡り日本橋のおすすめルート その8.布袋尊の茶ノ木神社
神社の周囲に巡らされた茶の木の緑が見事なことから、この名が付いたらしいと伝えられ、今でも神社の祠の脇には、お茶の木が植えられています。
ビルの合間に建っていて、普段は無人で社務所はありません。
正月の七福神めぐりの時が、唯一の御朱印をもらえるタイミングです。
参考サイト:
恵比寿神がかぶっているので8つの寺社を回ることになりますね。
でも、せっかくの「七福神巡り」ですからねぇ。
お手をあわせてみてはいかがでしょうか!?
日本橋の「七福神巡り」は総計3~4kmほどで、日本ではいちばん短時間で順拝ができるんですよ♪
所要時間は約2時間程度といわれていますが、混雑状況によって変わってきますのでご注意ください。(正月期間はとても混み合っています!)
日本橋 七福神巡り