四天王寺の終い弘法とは?
四天王寺とは?
四天王寺とは、593年聖徳太子によって建立されたお寺です。
この時代はまだ日本の仏教に宗派という概念がなかったのですが、十七条憲法の「和を以って貴しとなす」という文言から「和宗」となりました。
弘法大師の月命日、毎月21日は俗に「お大師さん」と呼ばれ、境内に露店が並び、たくさんの参詣の方が来られます。
弘法大師は聖徳太子を讃仰され、若き日に四天王寺に詣でて、西門にて入日を拝する日想観を修された。
この機縁により毎月21日に大師会としてのお詣りが江戸時代より盛んになったと言われております。
この日は、中心伽藍を無料開放し、五重塔最上階回廊も開放しております。
また、境内一円に食べ物のお店や日常品、アンティークなど300の露店が出ます。
お詣りがてら覗いていかれるのも一興です。
聖徳太子の月命日22日も 「太子忌(たいしき)」 として四天王寺の縁日です。
絵堂と中心伽藍が無料開放され、また五重塔最上階回廊も開放されます。
金堂・北鐘堂・六時堂・太子殿にて、ご回向受け付けております。
四天王寺・終い弘法開催概要
毎月21日・22日の大師会・太子会は「だいしさん・たいしさん」と呼ばれ地域の人に愛される骨董市です。
特に年末に行われる回は、終い弘法と呼ばれ大変な人気です。
日時:2023年12月21日(木)・12月22日(金)
場所:大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18
拝観料:無料
公共交通機関:環状線「四天王寺駅」徒歩12分。地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」徒歩5分
※四天王寺に来場者用の駐車場はありません。
公共交通機関を利用しましょう。
四天王寺 公式HP:
四天王寺の終い弘法のみどころ3選!
同じ骨董市でも場所が変わればみどころも変わります。
四天王寺の終い弘法で見逃せないポイントをご紹介いたします。
伽藍の無料拝観
通常有料の伽藍が大師会・太子会の日だけ拝観料金が無料になります。
法要の様子も見られますし、五重塔への入場も無料になります。
浮いた料金の分でちょっと多くお買い物ができますね。
古着・反物
着物や反物などの布製品も掘り出し物を見付けるにはもってこいの機会です。
着物は欲しいけれど、普通に買うと何万円もしてちょっと手が出ない。という方でも、古着物なら数千円から購入できますし、交渉次第では更に値切りもできるのが露店の良いところです。
よーく探すと意外に上質の着物や反物が超お買い得価格で売っている事もありますよ。
食べ物系
全国各地・各国のご当地グルメも多く出店しています。
トルコ料理のケバブや福島名物の玉こんにゃくなど大阪なのに!?というようなお店もたくさんあります。
もちろん大阪ならではのたこ焼き、お好み焼きなどの粉物もありますよ。
冬の季節に嬉しい甘酒は体も温まり1杯100円と破格の値段なので特におすすめです。
四天王寺チャンネル!骨董市!
まとめ
東寺終い弘法
弘法大師(空海)の命日に1,000の露店が立ち並ぶ骨董市・縁日
毎年12月21日に行われる
四天王寺終い弘法
弘法大師と聖徳太子の命日に300の露店が立ち並ぶ骨董市・縁日
毎年12月21日と22日に行われる
規模の違いはありますが、京都・大阪で毎月行われる弘法市。
その中でも終い弘法は特に盛り上がる回です。
骨董品は他の人にとってはガラクタでも、見る人にとってはお宝になりえる物がたくさんです。
自分だけのお宝を探しに、終い弘法へ出掛けてみませんか?