今年のクリスマスツリーは本物のもみの木で!もみの木ってどんな木?
「もみの木」はマツ科の種類に属し、日本では主に、本州の中南部から四国、九州、屋久島に分布しています。
もみの木は、グリーンの葉を落とさない常緑針葉樹(エバーグリーン)で、マツ科モミ属の全ての木としては約40種類存在します。
もみの木の成木は、高さが15m~45mにもなる大きく成長する迫力のある樹木です。
でも、家庭でクリスマスツリーに利用される観葉植物としてのもみの木は、室内に設置できる100cm~200cmくらいのもみの木の「幼木」が使われています。
もみの木も花をつけます。
花と言っても、花びらのある花とは違い、円筒形の実のような形をしていて、4~6月が開花時期です。
クリスマスツリーになるモミの木は2種類
クリスマスツリーとして利用されるもみの木は、日本の特産種である「ウラジロモミ」や「ドイツトウヒ(アカモミ)」などが一般的かもしれません。
「ウラジロモミ」は、葉の裏側が白いためこの名が付いています。
全体的に見ると緑と言うよりも、グレーっぽく見えるのが特徴です。
寒冷な気候を好むため、クリスマスの寒い時期に適していることや、葉の緑と白のコントラストが美しくて、全体的に光沢のある「銀」のような輝きに見え、美しい円錐状の樹形になるのでクリスマスツリーとして好まれて使われるようです。
また、「ドイツトウヒ(アカモミ)」は、本場ヨーロッパでもよく使われる種類のもので「アルプスの少女ハイジ」に出てくる「アルムのモミの木」は、この「ドイツトウヒ(アカモミ)」がモデルになっています。
クリスマスツリーにモミの木を使う理由
もともとクリスマスツリーは、クリスマスのために飾り付けられた木のことで、常緑の針葉樹が使われるのは、冬の間も緑を保つため、強い生命力の象徴とされたためだそうです。
またアダムとイブの物語に出てくる「知恵の樹」として、冬に葉が落ちてしまうリンゴの木の代わりに、常緑樹のモミの木が使用されたのが由来と言われています。
本物のもみの木はどこで買える?
「もみの木」の生木はネット通販でも買えますし、園芸を扱っているホームセンターなら11月になると売っているはずですよ。
ネット通販・ホームセンターで購入する
ネット通販だと120cm前後(鉢付きor植え替えが必要)で、Amazon・楽天市場などでは¥7,000前後(税込)送料別が相場と言えると思います。
ただし、根付きで届くのでクリスマスが終わっても、きちんと管理していかないと来年もツリーとしての活用は出来ませんね!
ホームセンターの園芸コーナーで購入する場合も同様です!