落ち葉を集めたら堆肥にしよう!どうやって作るの?
落ち葉は基本的に集めてゴミ袋に入れ、燃えるゴミとするのが一般的ですが……これだけたくさんあると、なんだかもったいないですよね。
もしご家庭でガーデニングや家庭菜園などをしていらっしゃる場合、落ち葉を使った土作り……堆肥を作ってみてはいかがでしょうか!
堆肥の作り方については文章の説明だけでは難しいかもしれませんので、次の動画も参考にしてみてください。
園芸便り 堆肥作り 落葉収集から仕上がりまで
まず最初に落ち葉収集ですが堆肥に向いている落ち葉(クヌギ、ナラ、ケヤキなど)の種類を確認し、失敗のないようにしておきましょう。
集めるときに小枝や腐らないもの、向いていない種類などを事前に排除していくと失敗も減らせますね!
このようにして集めた落ち葉を堆肥枠に詰め込み、均一にならして踏み固めていきます。
もしまだ不要なものが見つかれば取り除き、堆肥が良い環境になるように整えていきましょう。
しっかり踏み固め終わったら発酵促進剤や米ぬかなどをしっかり振りかけ、落ち葉と均しておきます。
均し終わったら次に苦土石灰と水を振りかけ、発酵を促進させておきましょう!
基本的にはこの作業を堆肥枠がいっぱいになるまで繰り返し、最後にブルーシートで覆います。
時折水分を補給しつつ来年まで寝かせれば(動画の8分頃です)、半熟した堆肥が完成します。
失敗しないためのポイントとしては発酵中は熱が発生するため乾燥しますので、たまに覗いて水分を補給すること、また「切り返し」という一度中身を取り出して撹拌し、堆肥枠に戻す方法があります。
こうすることによって水分調整、そして酸素の入れ替えも行えますので、大きさや作業スペースなどが可能であればぜひ行っておいてくださいね!
しっかり完成した堆肥は最初にお話した通りガーデニングや家庭菜園の土として使っていけますので、肥料を購入しなくて済むというお財布に優しいメリットもあります。
ゴミとして処分するだけの落ち葉がちょっとした一手間で自然にもお財布にも優しい堆肥になりますので、ぜひ試してみてくださいね!
落ち葉といったらやっぱり焼き芋!
また堆肥ではなく、落ち葉で焼き芋を焼いてみるというのも、秋ならではの楽しみのひとつですよね!
落ち葉がたくさん集まったら、ぜひ友達なども誘って焼き芋パーティーも楽しみましょう!
まず用意するサツマイモなどの芋ですが、これは生のままで問題ありません。
自力で掘った芋などを使いたい場合、できれば収穫から1週間ほど置いておくとより甘みがますのでおすすめです。
またその保管している間は芋の土は落とさず、土をつけたまま保管するようにしておきましょう!
芋の種類については好みもありますので「これが一番!」という品種はなかなか難しいのですが、一般的におすすめな芋としては「鳴門金時」を推します!
また焼き芋屋さんがよく使っている芋として「紅あずま」、ここ最近人気のあるのしっとりとした風味が欲しい場合は「安納芋」がおすすめになります。
また最初から何度か一緒にお話していますが、同じでんぷんを含み加熱によって甘みが増すじゃがいも、それにかぼちゃなどももちろん同じように作ると美味しいので、ぜひ試してみてくださいね!
焚き火の灰の中に入れることになるのでアルミホイルはあったほうが良いですが、「無くても気にしない!」という場合は必須というほどではありません。
基本的な手順としては最初に芋をしっかり洗って水で濡らし、アルミホイルで包んでから焚き火で出来た灰の中にいれ、じっくり1時間くらいかけて焼いていきます。
後は灰の火が消えそうになったら空気を混ぜて燃やしたり、燃焼が明らかに少なくなってきたら継ぎ足してゆっくり待つだけです!
焼き芋を作り終わったあとですが、水をかけるなどをして確実に消火していることを確認するまでは油断禁物です。
完全に消火し温度が下がったら、燃やした落ち葉などもまとめて集め、ゴミ袋にまとめておきましょう。
また緊急時のためにも、最初からバケツを幾つか用意して水を張っておくと更に安心ですね!
まとめ
落ち葉は毎年掃除が続くと憂鬱にもなってしまいますが、堆肥作りや焼き芋など、使いみちによっては楽しいこともたくさん作れます。
それでも集める手間はどうしても必要ですので、そこは落ち葉掃除に便利な竹ぼうきや熊手、落ち葉用掃除機を使って効率的に集めてしまいましょう!
堆肥や焼き芋などに落ち葉を使えばゴミも減らせ、お財布にも優しく良いことばかりになります。
ちょっと手間は必要になりますが、ぜひ落ち葉も有効に活用していってくださいね!