11月の風物詩酉の市ってどんなイベント?由来は?
酉の市を楽しむためには、やっぱり「そもそも酉の市とはどんなものなのか」を知っておいたほうが良いのは間違いありませんよね!
酉の市とは「大酉祭」と呼ぶこともある、毎年11月の「酉の日」に行われるお祭りのことです。
今では「酉の市」と広く知られていますが、「酉の祭(トリノマチ)」と呼ばれた神祭の日です。
なぜ11月に開催されるのかという部分については諸説ありますが、鷲神社の祭神「ヤマトタケルノミコト(日本武尊)」の命日が11月の酉の日だという説、日本武尊が鷲神社で戦勝のお礼参りをしたのが11月だから、などの説があります。
酉の市はこういった発祥ですので鷲神社など鷲や鳥にちなんだ寺社から発祥した、関東が中心の行事です。
現在は鷲や鳥にちなんでいない寺社が酉の市を開催していることもありますが、酉の市に乗っかっているというのが正しいんですね。
関東発祥ですがこのようにして少しずつ全国に広がっていき、現在では様々な場所で酉の市が開催されるようになっています。
元々は農民が行っていた収穫祭ですので、酉の市では農作物、そして農具を売っていました。
その農具のおまけとしてつけるようになった熊手が発展し、現在では福を招く縁起物を飾って「様々な装飾を施した熊手を販売するお祭り」となっています。
大宮氷川神社の大湯祭(十日市・酉の市)、みどころ・歩き方!
2023年の大宮氷川神社の大湯祭(十日市・酉の市)の日程については以下のようになっていますので、忘れないようメモしておくと良いですね。
開催日:2023年12月10日(日)(前夜祭は9日(土))
大宮氷川神社の酉の市は毎年12月10日に行われ、前夜祭が9日にあるという形式を取っています。
大宮氷川神社は酉の日に開催ではなく12月10日であり、また酉の市を「大湯祭(だいとうさい)」「十日市」と呼んでいるという特徴があります。
「大湯」の由来は釜で湯を沸かし、その湯により清めを行った為と伝えられています。
大湯祭(十日市)日程
前斎 11月30日~12月9日
本祭 12月10日 酉の市
後斎 12月11日
公共交通機関:JR大宮駅東口」から徒歩約15分。東武アーバンパークライン(東武野田線)北大宮駅」から西駐車場まで徒歩約10分。
車:さいたま新都心西ICから約15分。岩槻ICから約20分。
大宮氷川神社 公式HP:
見どころ1:熊手
酉の市とくればやっぱり熊手市を外して語れません。
招き猫や米俵などの飾りがついた豪華な熊手が所せましと並んでいます。
大宮氷川神社の大湯祭は午前0時から熊手を求める方が訪れ、一晩中販売されています。
また熊手だけではなく神棚やまな板、檜で作られている家財道具なども販売されていますので、見ているだけでも目を楽しませてくれる市となっています。
もちろん熊手市ならではの掛け合い、手締めなどの魅力もありますので、やっぱり熊手市は見逃せないですね!
氷川神社では大湯祭当日しか授与されない「福熊手」もあります。
稲穂と米俵だけのシンプルなものですが、お守りとして人気です。
川口西藤の熊手露店時間
12月 9日(土)21時~24時
12月10日(日)9時~22時
2014 大宮氷川神社 十日市
見どころ2:屋台
神社だけではなく周辺から屋台が並び始め、その数は何と1,000店以上にもなる、ものすごい規模となります。
もちろんそれだけお客さんも多いですので特に夕方以降は混雑しますが、様々な屋台は見ているだけでもお祭り気分を楽しめ、覗くだけでも魅力に満ちていますので、ぜひ屋台も早くからチェックしておきましょう!
熊手を買ってから屋台を見ようとすると歩けないほどの混雑ぶりです。
屋台を見て、食べてから熊手を買ったほうが間違いないです。
【氷川神社】大宮 十日市 ダイジェスト 2015年ver【ポップなコマ撮り】
見どころ3:御札・おみくじ
大宮氷川神社の酉の市は日付が変わった頃から大きな盛り上がりを見せていて、御札を買う方やおみくじなど、神社のおまつりならではの魅力もたくさんあります。
「大宮」の地名は、氷川神社を「大いなる宮」と称えたことに由来するといわれるほどの一大パワースポットです。
お参りをすることも大切ですので、屋台など表面だけではなくぜひご祭神のエネルギーを充分に感じて隅々まで大宮氷川神社の酉の市を堪能してくださいね!
十日市(とおかまち) 大湯祭 埼玉県さいたま市 大宮 氷川神社