義父の葬儀で長男の嫁であるあなたの役目はコレ!
義父が亡くなった際には、一緒に住んでいなかったとしても、長男が喪主を務めるケースは多いですよね。
もちろん、義母になることも最近では多いんですが、気を抜かずに旦那が喪主になった場合を想定して考えておく方が良いでしょう。
旦那が喪主になった場合、必然的に嫁であるあなたは、旦那のサポートをすることになります。
サポートをすることになりますが、ほとんど喪主をやっているつもりで動いた方が良いでしょう。
そうは言えど、現在では葬儀社がそれぞれの宗派と地域性に合わせて動いてくれる時代です。
家で自分たちで行う場合を除いて、葬儀社の指示に従っておけば間違いないので安心してください。
もちろん、嫁いでから時間があるのであれば、相手の家の宗派や地域柄を勉強しておくことに越したことはないですよ。
近所の人や職場の人、義母に事前に尋ねておきましょう。
嫁なので、義母が健在の場合は、義母の指示に従うという方も多いと思います。
裏方仕事を自分が全部引き受けるくらいの気持ちでいればよいでしょう。
また、葬儀社と喪主の旦那との連絡係になることも多いので、葬儀中は常に旦那のいる場所を把握しておくのも大事ですよ。
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義父の葬儀で長男一家の金銭的負担はどこまでするの?
葬儀費用については、義父自身が保険や積立をしている場合はそちらを優先すればよいと思います。
さらに、義父が希望する葬儀の規模を優先するのが一般的ですが、急な死の場合は義母や兄弟や姉妹との相談で、葬儀の規模を決めることになるでしょう。
通常、やはり喪主が葬儀費用を全額負担することになります。
ただ、最近では高齢化などで義父の介護費用で蓄えがなくなるケースも多く、葬儀参列者もほとんどいない場合が多いので、家族だけで送る小規模の葬儀が増えています。
そういった場合でしたら、葬儀で得られる収入で賄える場合もあります。
葬儀には香典があり、この香典の額から香典返しの額を差し引いたが額は収入となります。
さらに、すでに言いましたが保険に組み込まれた葬儀費用の補助として、保険から支払われることもあります。
負担額を軽減することはできる?
他にも、各健康保険組合には加入者が亡くなった場合に葬祭補助金・埋葬費として一定額が支給されます。
これらを収入として試算して、葬儀の規模を決めると、喪主であっても負担額が軽減できます。
義父と義母の蓄えが十分な場合、義母がさほど高齢ではない場合は、義母が喪主となって金額の大半を負担することもできますが、義母が高齢の場合は、長男が喪主になることが多いでしょう。
費用の平均額は?
ちなみに、葬儀にかかる費用ですが、葬儀社が事前に見せる見積書は、葬儀一式費用のみです。
つまり葬儀自体の費用であって、これとは別に通常は、寺院費用と飲食接待費用が必要となります。たまに、「○○葬プラン」などがあり、最低限の飲食接待費が含まれているものもあります。
寺院費用の平均額は、68.4万円ですが、宗派やレベルによります。
抑えれば、35万円ほどにできる場合もあります。
小規模(家族レベル)でも総額で135万円はかかると考えてよいでしょう。