11月の風物詩酉の市ってどんなイベント？由来は？
酉の市を楽しむためには、やっぱり「そもそも酉の市とはどんなものなのか」を知っておいたほうが良いのは間違いありませんよね！
酉の市とは「大酉祭」と呼ぶこともある、毎年11月の「酉の日」に行われるお祭りのことです。
今では「酉の市」と広く知られていますが、「酉の祭（トリノマチ）」と呼ばれた神祭の日です。
なぜ11月に開催されるのかという部分については諸説ありますが、鷲神社の祭神「ヤマトタケルノミコト（日本武尊）」の命日が11月の酉の日だという説、日本武尊が鷲神社で戦勝のお礼参りをしたのが11月だから、などの説があります。
酉の市はこういった発祥ですので鷲神社など鷲や鳥にちなんだ寺社から発祥した、関東が中心の行事です。
現在は鷲や鳥にちなんでいない寺社が酉の市を開催していることもありますが、酉の市に乗っかっているというのが正しいんですね。
関東発祥ですがこのようにして少しずつ全国に広がっていき、現在では様々な場所で酉の市が開催されるようになっています。
元々は農民が行っていた収穫祭ですので、酉の市では農作物、そして農具を売っていました。
その農具のおまけとしてつけるようになった熊手が発展し、現在では福を招く縁起物を飾って「様々な装飾を施した熊手を販売するお祭り」となっています。
神奈川県の酉の市3選！ その1：金刀比羅大鷲神社
酉の市の日は、神社に隣接する横浜橋商店街も賑わいを見せます。
商店街各店が店舗の前にテーブルなどを出して食べ物を売っているので、まるでこちらも屋台のようです。
金刀比羅大鷲神社の酉の市は、平成3年11月1日に無形民俗文化財として登録されたほどの大規模な酉の市で、境内に数百の提灯が掲げられた、見に行くだけでも満足出来るお祭りです。
たくさん並ぶ熊手はもちろん見どころですが、ひとつひとつ職人の手作りによって作られた提灯もぜひチェックしてください！
屋台の出店予定時刻は10時から21時までとなっていますので、ぜひご都合を合わせて行ってみてくださいね！
2023年の金刀比羅大鷲神社の酉の市の日程については以下のようになっていますので、忘れないようメモしておくと良いですね。
一の酉 11月11日（土）
二の酉 11月23日（木・祝）
三の酉 なし
屋台出店時間：11:00～22:00
初酉を一の酉、 次を二の酉、3番目を三の酉といい、「三の酉がある年は、火事が多い。」といった俗信もある。
参照サイト：
横浜・金刀比羅大鷲神社で酉の市/神奈川新聞（カナロコ）