ハロウィンが日本に広まったのはいつから?外国人からみたおかしい?海外の反応は?

10月のお祭り
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日本にハロウィンが広まったのはいつから?誰が流行らせた?

毎年周囲を見渡すだけでもすっかり日本に根付いたハロウィンですが、やっぱり子どもの頃はそんなに盛り上がってなかった、言ってみれば「外国のお祭り」程度の認識だったという方も多いですよね。

それもそのはず、日本で盛り上がってきたのは東京ディズニーリゾート、またユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどがハロウィンをイベントとして取り上げ、盛り上げるようになってきてからなのです。

それまでにも商業的な要素としてイベントを考えられたりはしていたのですが、そこまで浸透はせずに終わっていました。

一気に広まったのはやはり東京ディズニーリゾートがパレードやイベントに組み込んでからのことで、2001年頃からイベントとして定着しはじめ現在となってはビッグイベントとなりました。

ちなみにハロウィンの経済効果も成長がすさまじく、市場規模は2018年で1,240億円……なんとそれより前から定着しているバレンタインの市場規模を越えているんです。

バレンタインはどうしても「プレゼント」という制限がありますが、ハロウィンはコスプレ衣装や小物、お菓子、イベントなど幅広く、経済効果もまだまだ伸びる余地があると言われています。

日本のハロウィンはおかしい?本来のハロウィンはどんな行事?

とはいえ日本で広まったハロウィンは本来のハロウィンとかなりかけ離れたものであり、外国の方から見ると戸惑うことも多いそうです。

ですので次に、本来のハロウィンとはどういうものなのか、どんな意味があるのかを見てみましょう!

ハロウィンとは毎年10月31日に行われるお祭りのことで、その起源は古代ケルト人と考えられています。

本来は秋の収穫を祝い悪霊を払う「宗教行事」であり、夏が終わって冬が始まるこの時期に有害な精霊や魔女から身を守るために仮面をかぶり、魔除けの焚き火を焚いていたんです。

また子ども達も仮装し、近くの家を訪ねて「トリック・オア・トリート」「お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうぞ」と唱える風習があります。

この日に備えてそれぞれの家庭はきちんとお菓子を作り、子どもたちにお菓子を与え、子どもたちはそのお菓子を持ち寄ってハロウィンパーティーを開いたりもしていました。

ハロウィンはもともとケルト人の国であるアイルランドで色濃く残り、10月最後の月曜日は祝日となってハロウィンを祝うそうです。

その他英語圏でも知名度は高く、ハロウィンは大切な行事であり、同時にお祭りでもあるんですね。

一方日本におけるハロウィンは真っ先に「仮装」、しかも「子どもではなく大人も渋谷で仮装をして盛り上がる日」という印象が強いのではないでしょうか。

ディズニーなどはもちろんのこと、各地でも仮装イベントやパレードが開催され、毎年大きな盛り上がりを見せています。

仮装についてもコスプレ衣装として様々なものが販売され、アニメやマンガのコスプレも多く見かけるのが特徴です。

このように日本では本来の意味である「宗教的行事」の意味合いはほとんどなく、完全に娯楽の要素が強くなっているんですね。

クリスマスも同様ですが、日本にとってはハロウィンも「季節のイベント」であり、大人も仮装をして楽しむ、外国とは違ったものになっています。

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