そもそも基礎体温って何?
基礎体温とは、必要最低限のエネルギーを使っている状態、つまり安静な状態にある時の体温です。
基礎体温は、朝目覚めて、身体が安静な状態の時にはかります。
毎日同じ時間帯にはかり、グラフに記入します。
そうすることで、生理周期や排卵日を知ることができます。
自分の身体のサイクルを知るためには、最低3か月続けて測りましょう。
基礎体温のグラフは、通常「高温期」と「低温期」に分かれます。
生理が始まってから排卵日前後までは低温期で、そこから体温が上がり、高温期に入ります。
また、次の生理が来ると、基礎体温は下がります。
通常は、低温期から高温期に移る時期に排卵がおきますので、その前後5日間が最も妊娠しやすいと言われます。
また、その時期にはおりものも増えます。
高温期の特長とは? 高温期、低温期とは?
理想的な高温期、低温期とはどんなグラフでしょうか。
通常だと、高温期は12~14日間と言われます。
低温期から高温期へ移行するには1日~2日間かかるのが一般的なようです。
理想的な高温期の体温は36.7~36.8℃、低温期は36.2~36.4℃でその差は0.3~0.5℃です。
低温期に当たる時期、卵巣の中で卵が成熟し、ホルモンの一種エストロゲンを分泌します。
そして、約2週間かけて、排卵されます。
排卵されると卵巣から黄体ホルモンが分泌され、体温が上がり、高温期に入ります。
子宮の壁が厚くなり、妊娠が起こらなかった場合には2週間ほどでこの壁が剥がれ落ち、生理が起こります。
この時、基礎体温は低温期に入ります。
人によって、高温期と低温期を見分けるのは難しい場合もあります。
また、基礎体温を始めてすぐのころは、グラフの線が不安的になりがちです。
少なくとも3か月続けてみると、自分の生理サイクルを把握しやすくなります。
一般には、低温期の一番低い時に排卵が起こっていて、そのあとに高温期に入るはずです。
高温期が20日以上続いていれば、妊娠している可能性があります。
しかし、グラフの線がガタガタの人は、この排卵日が分かりにくく、そのため妊娠しにくくなったりします。