愛知県の知多半島を流れる矢勝川(やかちがわ)は、彼岸花の名所として広く知られています。
矢勝川堤沿いの2キロの散歩道では、例年、彼岸花の見頃の時期に「ごんの秋まつり」が開催されます。
実は「ごんの秋まつり」の名前にも由来があります。
そこで今回は「半田市矢勝川の彼岸花」の見頃を調べている人へ、情報をまとめてみました。
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【200万本が咲き誇る!半田市矢勝川の彼岸花!】
新美南吉の童話「ごんぎつね」を知っていますか?童話の中で兵十がうなぎを獲っている川が、この半田市矢勝川なのです。
矢勝川の彼岸花は童話「ごんぎつね」にゆかりがあり、童話の中にも彼岸花が登場し、「彼岸花が赤い布のように咲いている」と表現されています。
川の中流には「新美南吉記念館」があり、観光スポットとなっています。
矢勝川の彼岸花は、子どもの頃に南吉と遊んだことがある市民が、1990年に彼岸花を植栽したのが、矢勝川彼岸花の始まりです。
秋のお彼岸になると、2㎞にわたって続く約300万本の真っ赤な彼岸花は圧巻です。それから、矢勝川堤は、日本でも有数の彼岸花の観光名所になりました。
また、南吉生家の近くにある「御菓子司幸野」では、新美南吉にちなんだ「銘菓南吉」が販売されていてお店で一番の人気商品です。
◆概要
場所:半田市矢勝川(奈良県高市郡明日香村岡55)
アクセス:
公共交通機関の場合:名鉄河和線の「半田口駅」から徒歩10分です。
自家用車の場合は、知多半島道路「半田中央IC」から5分です。
動画「矢勝川の彼岸花2016」
問い合わせ:半田市観光協会(TEL 0569-32-3264)
【半田市矢勝川の彼岸花の開花情報・見頃は?】
半田市矢勝川の彼岸花の見頃は、例年、9月下旬から10月上旬です。
参考までに、2016年の見頃・開花状況をご紹介します。
2016年の見頃・開花状況
・9月2日 咲き始め
・9月18日 一部見頃
・9月22日 全体の3~4割が見頃
・9月24日 全体的に5割が見頃
・9月28日 見頃継続中
・9月30日、全体的に見頃継続中
・10月1日、見頃過ぎ
【半田市矢勝川へのアクセス/駐車場・混雑予想は?】
半田市矢勝川の最寄り駅は、名鉄河和線の「半田口駅」で、会場までは徒歩10分です。
お祭り期間中は、「多半田駅」ロータリーと新美南吉記念館の区間を定額料金(片道1,000円)で走るタクシーがありますので、利用できます。
車でのアクセスは、知多半島道路「半田中央IC」から5分です。
見頃時期の土日は駐車場に入る車の渋滞が起きますので、早めにお出かけ下さい。
駐車場:
1 平日:新美南吉記念館駐車場
2 土日祝:アイプラザ半田駐車場(半田市東洋町1-8)
駐車場までの移動は無料バスが利用できます。(20分毎に運行)
・アイプラザ半田 始発:9:00 最終16:00
・新美南吉記念館始 始発:10:30 最終17:06
3 その他:新美南吉記念館周辺の民間有料駐車場もあり

【ごんの秋まつりのみどころは?】
半田市矢勝川では例年、彼岸花の見頃の時期に「ごんの秋まつり」が開催されます。
「ごんの秋まつり」の「ごん」は、半田市出身の童話作家の新美南吉氏の童話「ごんぎつね」からとっています。
「ごんの秋まつり」の詳細をご紹介します。2017年は未定ですので、2016年の開催概要を参考にして下さい。
◆開催概要
開催場所:矢勝川堤や新美南吉記念館の周辺(愛知県半田市岩滑西町1-10-1)
開催期間:2017年は未定(2016年は9月17日(土)~10月2日(日)に開催されました)
※期間限定でライトアップあり(2016年は9月22日〜25日のみ)
◆おまつりの見所
1.300万本の彼岸花!
矢勝川沿いに2㎞にわたって、まるで真っ赤な絨毯のように300万本の彼岸花が咲き誇ります。白い彼岸花も混ざっているので、探しながら歩くのも楽しいです。
白い彼岸花は、黄色い彼岸花と赤い彼岸花が交わってできるそうなので、オレンジ色の彼岸花が生まれそうですが、お花は絵の具とは違うようです。
「ごんぎつね」に出てきた風景がここにあります。
堤防沿いから下の道に降りて、堤防を見上げて写真を撮ってみて下さい。素敵な写真が撮れますよ?
動画「ごんぎつねの里」彼岸花と人・人・人 2015
2. 童話の世界の結婚式と花嫁行列
イベントの中でおすすめが、新美南吉の童話「狐」にも登場した岩滑八幡社で、結婚式を挙げたあと、花嫁行列が矢勝川堤に咲く彼岸花を見ながら、新美南吉記念館前までの2㎞弱を歩きます。
動画「彼岸花と花嫁行列」
3. 昔ながらの自転車紙芝居
懐かしい自転車の紙芝居さんが、一日6回(8日間)に渡って、新美南吉の童話の紙芝居を聞かせてくれます。
問い合わせ:半田市観光協会(TEL 0569-32-3264)
【最後に】
「半田市矢勝川の彼岸花の開花状況・見頃2017!」のまとめはいかがでしたか?童話の「ごんぎつね」の舞台になった矢勝川は、作家の新美南吉の生家も近隣にあり、無料で見学できます。
今回ご紹介したのは、
1 矢勝川堤沿いの2㎞の散歩道に300万本の彼岸花が咲く
2 例年、彼岸花の見頃の時期に「ごんの秋まつり」が開催される
3 おまつりの見所は、「300万本の彼岸花」「結婚式と花嫁行列」「自転車紙芝居」
などをご紹介しました。 今年は是非、「ごんぎつね」の舞台、半田市の彼岸花を見に出かけてみませんか?