施餓鬼法要完全ガイド!お布施の金額・表書きは?マナーは?

8月のお祭り
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施餓鬼法要とはどんな行事なの?

まずは施餓鬼法要(せがきほうよう)とは何か説明しましょう。

餓鬼とは、生前に悪行を行って亡者の世界に落とされた魂や身寄りがなくこの世をさまよっている魂のことで、飢えに苦しんでいる魂と言われています。

そんな餓鬼たちに食べ物や飲み物をお供えすることで、供養することを施餓鬼というんです。

さらに、餓鬼の供養をすることで、徳を積むことができ、自分にも救いがあるとされています。

通常、お坊さんを自宅に呼んで、経をあげてもらうため、お盆の時期に先祖の供養と共に行うケースが多いです。

また、お寺で盛大な施餓鬼法要を行うので、そちらに参加することもできます。

さらに、お盆の時期が一般的ですが、年に2度のお彼岸に行ったり涼しい季節に行うケースもあります。

お寺で行われる施餓鬼法要の場合は、経を読むだけではなく、食事をして他の参加者と会談をしたりお坊さんの法話や外部からのゲストのトークイベントを行う場合もあります。

施餓鬼法要 塔婆供養(日蓮宗 龍正寺:岐阜市)

施餓鬼法要は日蓮宗・浄土真宗・曹洞宗などやり方の違いは?

冒頭でも話しましたが、施餓鬼法要は仏教行事ですが、宗派によってそれぞれです。

ない場合もあるので、宗派別にご紹介しましょう。

浄土真宗の場合

まずは、浄土真宗ですが、浄土真宗では死者は全員が極楽往生していると考えられているので、餓鬼が存在しないため、施餓鬼法要がありません

曹洞宗の場合

そして、曹洞宗では施す者と施される者の関係に身分差別があってはならないという考え方から、「施食会(せじきえ)」と呼ばれています

内容は同じのようです。

日蓮宗、真言宗、臨済宗の場合

日蓮宗真言宗臨済宗では、施餓鬼法要はお寺からの案内にて、大勢の人がお寺に集まって盛大に供養されることが多いようです。

法要(円光院 お施餓鬼法要 2015/7/19)

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