とうもろこしの効能・栄養価は?
とうもろこしは、食物繊維が豊富で、便秘や大腸がん予防に効果があります。
また、子供の成長を促す成分も豊富な食材です。
また、妊婦さんにもおすすめで、実を食べるにも良いですが、むくみに効果のある「とうもろこしのひげ」のお茶で飲むのもおすすめです。
とうもろこしの栄養は、主に炭水化物で、カロリーは、とうもろこし1本で子供用のお茶碗1杯分です。
とうもろこしは栄養素をバランスよく含んでいて、胚芽部分にはコレステロールを下げるリノール酸やビタミンB1・B2・E、カリウムやリンなども含まれています。
リノール酸はコレステロールを下げる働きがあり、動脈硬化の防止に有効です。
ビタミンEには抗酸化作用があり、血行や代謝を促進し、更年期障害を緩和したり、肩こりや冷え性などに効果があります。
とうもろこしの実の表皮には、セルロースと「不溶性食物繊維」が含まれています。
不溶性食物繊維は、便のカサを増やし、大腸のぜん動運動を促進して、排泄を促すなどの働きがあります。
とうもろこしの栄養分は水溶性のものが多く、茹でると栄養価が激減してしまいますので、茹でるよりも蒸した方が、栄養価が落ちにくいようです。
とうもろこしを食べすぎると太るらしい?糖質は?
とうもろこしのカロリーって考えた事ありますか?とうもろこしにはあまり太るイメージはないですよね?
とうもろこしは甘みが強いので、カロリーが高そうだと思われがちです。
実は、とうもろこしのカロリー自体はそこまで高くはないですが、糖質が多いので、食べ過ぎると肥満につながってしまいます。
ご飯100gが168kcalなので、それに比べると、とうもろこし100gが生で92kcal、ゆでると99kcalで、穀物の中では低カロリーです。
また、他の主食と比較すると、ご飯100gで168kcal、食パン100gで264kcalなので、それほど高カロリーには感じませんよね?
しかし、とうもろこし1本で37.4gほどの糖質を摂取することになり、その糖質と油分と結びつくと脂肪として蓄積されやすいようです。
栄養素としての糖分は、エネルギーを作り出すために必要で、糖質が不足してしまうと、眠くなり、頭がボーッとします。
朝に糖分を摂取した方が良いと言われるのは、そのためですね?
1日を元気に過ごすためには欠かせない栄養素です。
しかし、食べ過ぎてしまうと血糖値が上がってしまいます。
特に糖尿病などでカロリーをコントロールしている人や、流行の糖質制限ダイエットをしている人などは、食べ過ぎないように注意が必要です。
ダイエット中でも、甘いものが欲しくなった時の、お楽しみとして取り入れると、お菓子を食べてしまうよりは良いかもしれませんね?
まとめ
「とうもろこしについてのまとめ」はいかがでしたか?
とうもろこしが原因で病気になってしまうことがあったなんて、信じがたいお話ですね。
最後にまとめると
1.とうもろこしを主食にしている国は、メキシコやペルー、ブラジル、南米、アフリカ、ヨーロッパの一部
2.とうもろこしを主食にしている地域で「ペラグラ」という病気が心配されていた
3.とうもろこしを主食にしている地域では、粉にして薄焼きパンやおかゆなどにして食べられている
4.とうもろこしは、主に炭水化物で、食物繊維やリノール酸、ビタミンBなどの栄養価がある
5.とうもろこしは糖質が多いので、食べ過ぎると肥満につながる
などをご紹介しました。
参考にしていただいて、とうもろこしを上手に摂取していただければと思います。