お盆に釣りをしてはいけない理由は?海にも入ってはいけないの?

お盆・お彼岸・お墓参り
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お盆に釣りをしてはいけないと言われる所以は?

「お盆に釣りをしてはいけない」というのは釣りが好きな方にとってもメジャーな噂で、最初から「お盆には釣りをしない」と言っている方も多いです。

これはなぜかというと、お盆の時期は「殺生が禁止されているから」なんですね。

仏教の五戒のひとつ「不殺生戒」……生き物を故意に殺してはならないという期間であり、お盆の時期に精進料理を食べたりするのも同じ理由です。

精進料理とは肉・魚を使わずに作る料理で、「生き物を殺してはならない」ところから作られた料理のことです。

「お盆はご先祖様が帰って来る季節」というのはあまりに有名ですが、その時期に生き物を殺してはならない、精進料理でお迎えするという風習があるのです。

ですから釣りはもちろん「狩りなど含む殺生が禁止」が正しいんですが、特に「水辺で殺生をする」という行為が良くないと言われてますね。

お盆にまつわる話は他にもあって、

「お盆に殺生をするとご先祖様が嘆いて、あの世に戻るときに子孫を連れて行く」

「お盆は地獄の番人の鬼も休む日であり、そんな日に水辺で殺生をすると地獄の釜で焼かれてしまう(鬼の休みの日は地獄の者たちは地獄の釜で焼かれるから)」

なども言われています。

お盆に海水浴もNGという噂がちらほら、、、本当?

また釣りと同じように、「海に入るのもいけない」と言われたことがある方もたくさんいらっしゃると思います。

お盆に海水浴をしてはいけない理由もいくつかありますが、まず最初に「海や川にいる霊は供養されていない」、遺体が見つからないために供養できていない霊が多くいるから、というものがあります。

そういった霊は寂しがっているので、「生きている人間を見つけたら捕まえて一緒にあの世に連れて行ってしまう」「お盆に海に行ったら霊に足を引っ張られる」という言葉につながっているのです。

またこういった風習的な意味でダメというだけではなく、お盆の時期の海は危険がいくつもあり、その危険に近寄らせないためにこういった風習が生まれたのかもしれません。

危険な理由としては以下のものになり、どれも海に近寄らない十分すぎる理由になっています。

クラゲが増える

正確に言うとクラゲはお盆時期から増えるわけではありませんが、クラゲが成長し毒を持つのがこの時期に当たるのです。

「お盆時期やそれ以降に海に入るとクラゲに刺される」という話は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

大潮や土用波

お盆時期は大潮になる時期であり、またこの時期に発生する大きな波のことを「土用波」と言います。

遠方の台風が影響しているとも言われますが突然の大波や高波に襲われることがあり、子どもだけではなく海に慣れている大人でも危険なんです。

そもそも古くから伝わっている風習はこういった危険から遠ざけるためのものも多く、やっぱりお盆の時期に海水浴は危険なのですね。

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