七夕の短冊に願い事は何を書いている?願い事内容ランキング!

7月のお祭り
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七夕の願い事ランキング1位!:健康のこと

第1位は「健康のこと」です。

やはりいくらお金があって、仕事がうまくいっても、体が健康でないと始まりませんからね?

家族や自分の健康を願う人や、中には病気療養中で「病気が治りますように!」など現実的なお願いをする人もいるようです。

面白い願い事

1.『やせますように やせますように やせますように』

2.『平均的な体系になりたい』

3.『もうこれ以上、毛根が死にませんように byハゲ紳士』

七夕の短冊の願い事の書き方は?叶うの?お作法は?

日本で七夕に笹竹に短冊をつるして願い事をするようになったのは、江戸時代が始まりです。

字を習う人や、寺子屋で学ぶ子供が増えたことから、星に上達を願うようになりました。

それが時代と共に変化して、短冊に文字を書くと願い事が叶うという風習になったのです。

七夕祭りの由来は、3つほど説があります。

1つは短冊に願い事を書いて笹の葉に飾ると、織姫と彦星が巡り会う力で願い事が叶うということから始まった説です。

もう一つは七夕(たなばた)の語源は「棚機津女(たなばたつめ)」の伝説から来ている説があります。

「棚機津女」は昔、秋の豊作を祈願して、着物を織って神様に捧げる仕事をしていた女性の名称です。

3つ目は7月7日に織女(しゅくじょ)が星にあやかって、はた織りや書道、お裁縫などが上達するようにと、お祈りする風習から生まれた説です。

短冊には、願いごとや「天の川」など七夕にちなんだことや絵を書いて飾ります。

短冊の正しい書き方は「○○○になりたい」とお願いするのではなく、「誓いを宣言する」のがポイントです。

例えば、「一戸建てのマイホームがほしい」と書くのではなく、「一戸建てのマイホームに住む」と宣言を書くのが正しい短冊のようです。

また、なるべく否定的な言い回しはせずに、肯定的な表現をします。

例えば「浮気をしない人と結婚したい」ではなく、「誠実な人と結婚したい」というような書き方です。

短冊の5色にも意味と由来があります。

中国の陰陽五行説にちなんで、この世のあらゆるものは「木・火・土・金・水」の5つから成り立つとされ、あらゆる事象を5つに分類しました。

色に関しては、「木=青(緑)」「火=赤」「土=黄」「金=白」「水=黒(紫)」と割り当てられ、それぞれ意味をもっています。

「五色の短冊」の5つの色には中国の五行説(ごぎょうせつ)からきていて、人間が真面目に生きて行く意味である五徳「仁・礼・信・義・智」を色に当てはめていました。

お願いしたい内容にあわせて短冊の色を選びます。

また、イニシャルでもいいので、短冊には自分の名前も書きます。

五色の短冊

1.青(緑)は「仁」で「人を思いやる優しさ」を表し、家族の健康や人間力を高めることを願う時に使います。

2.赤は「礼」で「敬意ある行動 」を表し、人間関係に関することや祖先への感謝の気持ちを表します。

3.黄は「信」で「忠実なこと 」を表し、人間関係を大切にして、人に誠実にいられるようなお願いをします。

4.白は「義」で「正義を貫く心 」を表し、義務や決まりごとを守り正しい行いが出来ることをお願いします。

5.紫(黒)は「智」で「正しい判断を下す能力 」を表し、学業や仕事の向上を願います。

日本では黒は縁起が悪い色として考えられているので、紫に置き換えられています。

また、他人の不幸を願うことは避けましょう。

特に願い事がない人は、「無病息災」など4文字熟語を書いてみるのも良いと思います。

願いを書いた短冊は、笹の葉に飾ります。

なぜ竹に飾るのかというと、竹は根が強く生命力もあり、成長も早く殺菌力も強いので、魔除けとして使われていたからだそうです。

また、中が空洞になっているので、そこに神様が宿っているとも言われていました。

短冊は歌会などで短歌や俳句を書いたり、書道で文字を書いたりするために使われることもあります。

昔は短冊に和歌を書き留めていたようです。

平安時代には、七夕の夜は平安貴族が和歌を読んで楽しんでいたらしく、和歌を書いた短冊は笹に飾られるようになり、今の形になっていったようです。

また、7月7日に、裁縫や農業の腕が上達するように願う行事があり、それが元にもなっているようです。

短冊に「○○になる」と誓いを宣言するので、きっぱりと断言することにより、その願いを叶えようと、無意識のうちに自分の行動が変わっていく。

そこから願い事が叶うポジディブなイメージのような気がします。

七夕飾りの種類とその意味

笹につける短冊以外の飾りにも、一つ一つ意味があるようです。

紙衣

棚機女(たなばたつめ)が神様に捧げた着物なので、七夕竹の一番上に飾ります。

病気災害を除く身代わりとして、また裁縫や手芸の上達や、着るものに不自由しないという意味の飾りです。

投網

魚を捕る網で豊漁や豊作を願った飾りです。

幸運をたぐりよせると言う意味もあります。

くずかご

飾りを作ったあとの紙くずなどを拾い集め、くずかごに入れることにより、清潔と節約の祈りが込められている飾りです。

吹流し

織姫の糸をあらわし、はた織りや習い事に上達を願い作られました。

巾着

昔のお財布で、節約やお金が溜まるように願うのと、商売繁盛を願う飾りです。

折鶴

家族の延命長寿の意味や、折り方を学ぶことで、人から教わる事や、人に教える事を学んだという意味です。

まとめ

「七夕の短冊に願い事は何を書いている?願い事内容ランキング!」はいかがでしたか?

七夕といえば、とてもロマンチックな織姫と彦星のエピソードがありますが、七夕の由来や起源を知ると、七夕の楽しみ方もまた変わってきそうな気がします。

ここまでをまとめると、

1.七夕の願い事ランキング3位は「仕事や学業のこと」、2位は「お金のこと」、1位は「健康にこと」

2.七夕祭りの由来は、3つの説がある

3.短冊の正しい書き方はお願いではなく誓いを宣言する。

4.笹につける短冊以外の飾りにも、一つ一つ意味がある。

などをご紹介しました。

今年の七夕は晴天で、皆さんの願い事が天に届きますように!

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