善峯寺の歴史
善峯寺は平安時代末期からの歴史のある由緒正しいお寺です。
鎌倉時代には既に「善峯寺」と呼ばれていて、応仁の乱で荒廃し、江戸時代になって5代将軍綱吉の母「桂昌院」によって再興されたのが今日に伝わっています。
このように善峯寺は徳川五代将軍綱吉の母、桂昌院ゆかりのお寺で、境内には綱吉の厄除けのために、桂昌院が寄進したつりがね堂があります。
善峯寺と紫陽花の関係
「白山 桜あじさい苑」のエリアは、善峯寺を開いた源算上人が写経のための墨をすったとされる湧き水「白山名水」のあった場所でした。
元々眺望が素晴らしい場所でしたが、昭和初期に植えられた杉の木により、眺めが悪くなったため、杉を伐採して桜と紫陽花を植え、花と眺望を味わってもらおうと、今の姿になったそうです。
善峯寺は回遊式庭園になっていて、10番目に「白山 桜あじさい苑」があります。
問い合わせ 善峯寺(京都市西京区大原野小塩町1372 TEL 075-331-0020)
善峯寺 公式HP:
あじさいを美しく撮影するコツは?
善峯寺の白山あじさい苑は、高台にあり京都の街が一望できます。
京都市街と紫陽花を同時に満喫できるので、撮影スポットとしてもとても人気があります。
紫陽花には「七変化」という別名がありますが、角度によって紫陽花も色んな変化が楽しめます。
「あじさい苑」の見所は何といっても山の高低差から眺められる景色です。
絶壁のような所や、どこからでも日の光を浴びて、明るくオープンに輝いている紫陽花を是非写真に撮ってみて下さい。
おすすめ撮影スポット
「あじさい苑」が一望できる幸福地蔵堂を兼ねている見晴し台から撮る。
小道を挟んで両側に紫陽花が咲いている写真が撮れます。
苑内の朱色の鳥居からの眺めると、1の見晴し台を入れた写真が撮れます。
携帯で美しく紫陽花を撮影するコツ
紫陽花を美しく撮るためには、横に構えることをおすすめします。
背景などに色んなものが写り込むと、写真のインパクトがなくなります。
SNSなどで人の目に止まるような写真にするには、背景は無地の壁や空にして人が写り込まないようにしましょう。
被写体に焦点を合わせ背景はぼかすという機能があれば、これをスマホでも実践してみましょう。
ガクアジサイはこれで撮ったらきれいかもしれませんね?
晴れた日より薄曇りの日を選ぶと紫陽花に強い影が出にくく、優しい感じで撮れます。
紫陽花を真ん中に置くより、右下や左上などに置くと良い写真が撮れます。
近くに紫陽花以外のお花が咲いていたら、それを差し色にして撮ると綺麗な写真が撮れるかもしれません。
境内や敷地内での撮影の注意点
善峯寺では基本的に、他の参拝客に迷惑にならなければ、三脚は使用しても大丈夫なようです。
但し、秋の観光シーズン(11月15日~30日)の土日祝日は、三脚使用によるトラブルが多いので禁止になります。
神社仏閣では良い写真を撮りたいために、重要な文化財に傷を付けてしまったりしては大変です。
この場所が基本的にどういう場所かを理解して、お互いに迷惑を掛けないようにいたいですね。