6月といえばランキング!6月の行事といえば?
6月は旧暦で「水無月(みなづき)」と言われますが、梅雨の季節なのに、何で「水の無い月」なのでしょうか?
実は6月は田んぼに水をはる月であり、「無」は「の」の意味があり、「水の月」の意味からそう呼ばれるようになったそうです。
また、6月といえば以前は「ジューンブライド」という言葉をよく耳にしたものですが、最近はあまり聞くこともなくなりましたよね?
6月に結婚する人は、幸せになれるというものですが、梅雨だからか、最近は実際に6月に結婚式をあげる人はそれほど多くはないようです。
6月にはどのような行事があるのか、ランキング形式でご紹介します。
第3位 衣替えの日
<由来>
衣替えは、平安時代に、着替えを手助けする人を「更衣(こうい)」と呼び、衣替えも同じく「更衣」と呼ばれていましたが、わかりづらく「衣替え」と呼ぶようになったそうです。
江戸時代には既に年4回の「衣替え」が行われていて、明治時代には政府が「衣替え」の時期を決めたそうです。
<今の衣替え>
学生や会社の夏服と冬服を変更することから始まり、日本では多くの地域で、毎年6月1日と10月1日に一斉に衣替えが行われます。
夏服と冬服のどちらでも良い移行期間もあり、終了すると強制的に制服を替える事が多いようですね。
衣替えはタイミングが難しくないですか?
5月はまだ暑い日もあり、6月は梅雨の影響で、上着が必要な肌寒い日もあります。
いくら決まり事でも、自分の体調と相談して、うまく「衣替え」したいですね?
第2位 父の日
2023年6月18日(日)
<由来>
6月第3日曜日は1年に1度、お父さんに感謝の気持ちを伝える「父の日」です。
「父の日」は実はアメリカから伝わりました。
アメリカ人のソノラ・スマート・ドッドが、「母の日」を知り、男手1つで育ててくれた父のために、1909年に「父の日」を制定するように提唱したのが始まりです。
日本に一般的な行事として伝わったのは、1980年代になってからです。デパートなどが、販売戦略の一つとして、「父の日」をイベント化したことがきっかけといわれています。バレンタインデーとかと同じですかね?
<今の父の日>
母の日といえば、カーネーションをプレゼントしますが、父の日の花は何か知っていますか?
父の日の花はズバリ!「バラの花」です!
父の日の提唱者のソナラが父の日に父親の墓前に白いバラを供えたことが始まりです。
果たして、お父さんたちは、バラをもらって喜んでくれるのかな? と思ってしまいますよね?
最近の父の日のプレゼントで喜ばれるのは、名入れの「お酒」や「タンブラー」などのようです。
第1位 梅雨入り
<由来>
梅雨は6~7月頃の雨期のことですが、その言葉の由来は「梅が熟す頃に降る雨」から、梅雨になったという説と、中国では「黴(カビ)のはえやすい時期の雨」だから、「黴雨」となり文字を差し替えて、「梅雨」になったという説もあります。
<定義>
梅雨入りは何をもって「梅雨入り」宣言になるのでしょうか。
「梅雨入り」は、「ある特定の日」のことを指すのではなく、約5日程度の天気が移り変わっていく数日間の真ん中の日を指すようです。
(参考)梅雨入りと梅雨明け(気象庁)
<今の梅雨入り>
気象庁では過去のデータから、おおよその時期を出し発表しているようです。
最近は温暖化や異常気象の影響から、梅雨入りしても雨が少なかったり、梅雨入り前から雨が異常に降ることがあるようです。
日本の梅雨らしい梅雨は、もう来ないのかと少し心配になりますよね?
6月といえばランキング!6月のお祭り・イベントといえば?
日本には伝統的なお祭りがたくさんあります。もちろん6月に行われるお祭りもあります。
その中で、特に人気の3つのお祭りをご紹介します。
第3位 YOSAKOIソーラン祭り(6月初旬の水曜日から日曜日)★札幌市
開催日:2023年6月7日(水)~6月11日(日)
<由来>
北海道の大学生だった長谷川岳さん(現・参議院議員)が大学2年の時、母親がガンを患い、兄が医師として勤めている高知県の病院へ入院しました。
長谷川さんが看病のために高知を訪れた時、本場のよさこい祭りを見て感動したそうです。
1991年12月、学生仲間の5名で「YOSAKOIソーラン祭り実行委員会」を立ち上げ、高知県の「よさこい祭り」と北海道の民謡「ソーラン節」を融合させた「YOSAKOIソーラン祭り」として誕生しました。
<歴史>
「第1回YOSAKOIソーラン祭り」は1992年6月、道内16大学の実行委員会150名、参加10チーム、参加者1,000人、観客動員数20万人で始まりました。
歴史はまだ浅いお祭りですが、北海道らしい自由で独創的な踊りで盛り上がるこのお祭りは、初夏の風物詩として定着しました。
<イベント内容>
「YOSAKOIソーラン祭り」は、札幌市内の各地で、約300チームが連日踊りを披露します。
観光客の飛び入り参加もあり、色とりどりの衣装を身にまとい、鳴子を手にした踊り子たちが、ソーラン節のメロディに合わせて踊ります。
お祭りの基本ルールは次のたった2つだけです!
① 手に鳴子を持って踊ること
② 曲にソーラン節のフレーズをどこかに入れること
鳴子は田畑に吊るして、音で鳥を追い払うための道具です。
高知よさこい祭りでも踊りに使われ、全国のYOSAKOI関連の祭りでも欠かせない道具です。
それ以外、踊りや曲、衣装などはチームの自由なようです。
公式サイト:
第2位 金沢百万石まつり(毎年6月第1土曜日とその前後の日)★石川県金沢市
開催日:2023年6月2日(金)~6月4日(日)
<由来>
「金沢百万石まつり」は、前田利家公が1583年6月14日、金沢城に入城したことにちなみ、毎年開催されています。
このお祭りは前田利家とその妻がまつられている、尾山神社の金沢祭がルーツになっています。
<歴史>
現在の「金沢百万石まつり」は、戦後1952年から始まったもので、当時は「商工まつり
と呼ばれていました。
その後、お祭りのメインとなる前田利家公の入城行列を再現した「百万石行列」などが、400年以上受け継がれ金沢を代表する行事になりました。
<イベント内容>
お祭りは3日間行われ、1日目は「太鼓行列、灯篭流し」、2日目に「仮装行列、盆踊り、能」、3日目に「百万石茶会」が開催されます。
このお祭りの見所は2,500人の人が参加する「百万石行列」です。また、薪能、茶会などのイベントも3日間に渡って開催されます。
公式サイト:
第1位 横浜開港祭(毎年6月2日の開港記念日とその前後)★神奈川県横浜市
開催日:2023年6月2日(金)・3日(土)
<由来>
横浜は、日米修好通商条約により、1859年に開港されました。
その日が6月2日だったので、1周年を記念して翌年の6月2日にお祝いしたのが、「横浜開港祭」の始まりです。
<歴史>
お祭りの第1回目は「横浜国際デー プレ横浜どんたく」というお祭りでした。
第3回目で「横浜どんたく」に変わり、第12回目より「横浜どんたく開港祭」となり、この時から花火大会が開始され、第14回目から現在の「横浜開港祭」になりました。
<イベント内容>
このお祭りの開催日は開港記念日の6月2日で、特に休日ではないのですが、夜はメインイベントの花火を見に来る人たちで、毎年賑わいます。
その他音楽イベントや親子スタンプラリーなど、地元のお祝いとして大人も子供も楽しめるお祭りです。
公式サイト: