岩手の初夏といえば「チャグチャグ馬コ!」どんなお祭り?
チャグチャグ馬コは岩手県の滝沢市、そして盛岡市で毎年6月の第二土曜日に開催されるお祭りです。
滝沢市の鬼越蒼前神社から盛岡市の盛岡八幡宮までを華やかな馬具をまとった馬を連れ、チャグチャグと鈴の音を響かせながら歩くお祭りで、地元の方はもちろん、遠方の方も訪れるくらい人気があります。
今年のチャグチャグ馬コの日程については以下にまとめてありますので、事前にご確認くださいね!
2023年チャグチャグ馬コ
開催日時:2023年6月10日(土)午前9時30分から午後1時50分まで(予定) ※毎年6月第2土曜日に開催
会場:滝沢市鬼越蒼前神社から盛岡市盛岡八幡宮までの約14キロメートル
内容:鮮やかな装束を身に纏った農用馬約60頭が滝沢市から盛岡市までをチャグチャグと鈴の音を響かせながら行進します。
お問い合わせ:チャグチャグ馬コ保存会 019-651-4111
参照サイト:
行進について
コ ー ス :滝沢市鬼越蒼前神社(9時30分)→青山町盛岡ふれあい覆馬場プラザ前通り(11時10分着、11時40分発)→材木町商店街(12時40分着、13時発)→盛岡駅(13時10分)→桜山神社(13時35分)→盛岡八幡宮(13時50分)
行進時間:9時半開始~13時50分まで
2023チャグチャグ馬コ行進案内図 (PDF 634.6KB)
元々は馬の勤労を感謝するお祭りで、労働の感謝、そして馬の無病息災を祈願したのがはじまりとされています。
以前は6月15日に開催でしたが、より多くの方に参加してもらうために6月の第二土曜日と変更になりました。
行進は4時間にも及ぶ大規模な移動で、馬に「小荷駄装束」という色鮮やかな装束とたくさんの鈴をつけて、衣装を身に着けた子どもや女性を乗せていくものになります。
現在は農耕に馬を使うことはありませんが、それでも地元の方にとっては馬をねぎらう大切なお祭りなのです。
そんなチャグチャグ馬コの風景は、動画でご確認いただくのが一番だと思います!
2016年 チャグチャグ馬コ
きらびやかな馬の装束や大行列など、見ているだけでも楽しめるお祭りだということが伝わってきますね!
観光に訪れる方も多いですし行進の際には交通規制もありますので、見に行く際は早め早めの行動を心がけたほうが良さそうです。
とはいえ毎年の観光客は2~4万人程度ですので、混雑などはそこまで気にしなくとも大丈夫だと思います!
チャグチャグ馬コの民謡・歌詞は暗号?
チャグチャグ馬コには民謡があり、歌詞は地元の方でも「意味が分からない」と言うこともあるくらい、実はこれと言った解釈があるものではないそうです。
まずは最初に、チャグチャグ馬コの民謡はどういったものなのかを聞いてみましょう!
民謡「チャグチャグ馬コ」(矢巾町民謡保存会ゆりの会)
馬の歌、そしてお祭りの歌であることは分かるのですが……たしかに聞いただけではよく意味が分からないですよね。
「暗号になっている」という噂もありますが、実際は地元の方でも首をかしげるくらいよく分かっていないそうです。
ちなみにチャグチャグ馬コ自体の歴史は江戸時代初期からと言われているのですが、この民謡が出来たのは1970年ということで、民謡に関しての歴史は、実は浅かったりもします。