妊娠初期のお腹のドクドク!これって何のサイン?
妊娠初期に胎動を感じることはほとんどありませんので、この時期にお腹がドクドクするというのは「ママ本人の脈を感じ取っている」というパターンが多いです。
この場合はお腹が少しずつ大きくなっていく変化で脈を感じやすくなったという理由なので、まず心配はいりません。
しかしお腹が大きくなると血液量が増えますし、同時に子宮による圧迫により血流が悪くなります。
その結果、静脈瘤(ふくらはぎや太ももの静脈がボコボコと盛り上がってくること)になる可能性があります。
足がつりやすい・むくみやすい、まただるかったりかゆくなったりすると注意が必要です。
静脈瘤自体は危険なものではありませんし産後は改善するケースが多いですが、もし気になるようであればお医者さんに相談してみてください。
また、「お腹の中で赤ちゃんがしゃっくりをしている」という説もあるそうです。
基本的に妊娠中期……5ヶ月くらいからしゃっくりをするようになるのですが、これを「お腹がドクドクしている」と感じる方もいます。
一定期間続いてしばらくなくなり……みたいなときは、しゃっくりかもしれませんね。
赤ちゃんの脈なの?ひょっとして胎動?
基本的に赤ちゃんの脈を感じ取れることはまずなく、また妊娠初期に胎動を感じ取れることもほとんどありません。
しかしお腹は赤ちゃんを育てるためにどんどん大きくなりますから、大きくなった子宮が血管を圧迫し、自分自身の脈が感じ取れやすくなるのです。
この変化を考えない場合も、妊娠すると脈を強く感じたり、早く感じることがあります。
これは「赤ちゃんを育てる」という役目が増えた分、血液をよりたくさん全身に送っているからなんですね。
血液が流れる量が増え、逆に血管は今までより圧迫されている部分がある……脈が感じ取れやすくなるのも当然の結果なのです。
赤ちゃんの脈はとても早いので、もしどうしても不安な場合は自分の脈とドクドクいうタイミングを合わせて図ってみましょう。
明らかに早い(1分に120回程度)のであれば赤ちゃんかもしれませんね。
とはいえ通常では妊娠初期に感じ取れることはほとんどなく、後期になって聴診器を使えばようやく聞けるくらいなので、ほとんどの場合は自分の脈が正解だと思いますよ!