いきなり心臓がドクドクして息苦しい!これって何のサイン?
ともあれまずはいきなり心臓がドクドクする原因が気になるところですよね。
よくある原因は以下の3つが多く、まずはこれに当てはまらないか考えてみましょう。
興奮、もしくは緊張状態
最初にお話した「緊張したとき」などがこれに当てはまりますね。
心拍数が上がるので、早くなった鼓動を感じられるようになります。
こういった理由の原因は交感神経の働きによるものであり、一時的なものですからまず心配はいりません。
カフェインやアルコール、またはニコチンなどの過剰摂取
カフェインやアルコール、またタバコに含まれるニコチンは自律神経を刺激します。
その結果脈拍を早めることがあり、心臓がドクドク感じられることも起こります。
思い当たる原因がある場合は、何よりも原因を摂取しすぎないように注意することが必要です。
カフェインは特に栄養ドリンクなどに多く含まれているので、知らない間に摂りすぎている可能性も考えておく必要があります。
薬などの影響(副作用)
低血圧や狭心症の薬、また副交感神経を弱める薬を服用していると動悸が起こる可能性があります。
また糖尿病の治療に使われるインスリンも過剰に投与すると低血糖になり、同じように動悸を起こす原因となる可能性があります。
もしこれらの原因で思い当たるところがある場合は、まずはリラックスして落ち着きを取り戻しましょう。
そしてカフェインなどのとり過ぎが原因の場合は摂取を控える、薬の副作用が疑われる場合は医師に相談するなどして、原因を取り除くようにしていきます。
心臓がドクドクしたら「貧血」かも!?
また意外に思われるかもしれませんが、心臓がドクドクする原因として「貧血」の可能性もあります。
貧血は鉄分不足などで起こる病気ですが、これは「血液内のヘモグロビン量が少なくなること」と置き換えることが出来ます。
ヘモグロビンは酸素と結合して身体の隅々まで酸素を運ぶ役目を持っていますので、当然その量が少なくなると低酸素状態になります。
そうなると身体は「酸素が足りない」と判断し、足りない酸素を補うために血液をより循環させようとします。
その結果血液の循環が早くなり、ドクドクと動悸がしたり酸素を取り込むために息苦しい=たくさん呼吸をしようとする、という状態になるのです。
貧血を起こす原因は様々で、他の病気が原因なことも多くあります。
しかし同時に貧血というと「よく耳にするありふれた症状」と、軽く見てしまう方も少なくありません。
特に女性は貧血の症状になる方が多く、あまり気にしない方が多いです。
貧血はこういった動悸などの他にも「疲れやすくなる」「酸素が行き渡らなく手足の先が冷たくなる=冷え性になる」といった日常的に困る症状が現れます。
貧血から他の病気を発症させる可能性もありますので、決して軽く見ずに「貧血」と診断されたら改善する努力が必要です。
貧血で受診すると、一般的には鉄剤を処方されることが多いです。
よりひどい貧血の場合は他の手段もありますが、基本的には鉄剤を服用して改善していくことになります。
ちょっと楽になったからと言って自己判断で止めたりせず、医師に言われた量を守って服用するようにしましょうね!