押さえておこう!謝辞に盛り込むべきポイント
先ほど謝辞の長さは文字数で1,000字程度とお話ししましたが、この文字数の中にも必ず盛り込むべきポイントがあります。
そのポイントは以下の通り。
かなり盛沢山です。
これだけの内容を1,000字程度に収めるはなかなか大変。
話がとびすぎないよう、言いたいことを絞りましょう!
1. 冒頭部分
一番最初にする挨拶です。
ちなみに、表書きは「謝辞」と書きますが、読むときは「お礼の辞(ことば)」と読み上げましょう。
2.時候の挨拶
卒園式の時期にふさわしい時候の挨拶を選びましょう。
3.卒園式開催と参列への感謝
卒園式を開いていただいたこと、参列してくれた方へのお礼を述べましょう。
4.保育園での出来事
謝辞で最も大切な部分です!
2,3の行事・出来事を挙げ、そのうち1つは特に力を入れて取り上げるといいでしょう。
より具体的に書くのがいいですよ。
取り上げる出来事は園児・保護者・保育園の関係者みんなが共感できるものを選びましょうね。
自身のお子様の出来事だけをクローズアップしないよう、注意しましょう。
5.保育園・先生への感謝
ここが一番言いたいところです。
4.からつながるようにするとまとまりが良くなります。
6.子供たちの今後
保育園生活を終えて、これからどのように育って行ってほしいかなど述べましょう。
7.締めの挨拶
決まり文句の「皆様のご活躍とご健勝をお祈りして」です。
8.日付・氏名
和暦が一般的です。
謝辞例文
1.冒頭部分
お礼の辞(ことば)
本日卒園を迎えました園児の保護者を代表して、僭越ながら一言ご挨拶申し上げます。
2.時候の挨拶
やわらかな春の日差しを感じ、桜の花の季節となりました。
3.卒園式開催と参列への感謝
本日は、このような盛大で心温まる卒園式を催していただき、ご準備いただいた先生方に厚くお礼申し上げます。
また、ご来賓の皆様におかれましても、日頃より子供たちのためにご尽力をいただき、誠にありがとうございます。
4.保育園での出来事
思いおこせば初めて保育園の門をくぐった入園式の日、先生たちの元気な笑顔が私たちを迎えてくれました。
少し大きめの制服に袖を通し、まだ幼かった子供たちは、たくましく成長し、今日卒園の日を迎えることができました。
年長さんとなった今年の演奏会では、子供たちそれぞれに担当の楽器が割り当てられ、一心不乱に練習に打ち込む姿に、一人の保護者としてとても驚かされたものです。
他にも、園庭で飼っているアヒルのお世話を通して、命の大切さを学びました。
キャンプでは、子供たちの自主自立と協調を重んじる、○○保育園の教育方針から、子供たちで協力しながらテントを張り、カレーも作りました。
みんなで協力しながら何かをやり遂げることの重要性を学ぶとともに、喜びも感じたと思います。
5.保育園・先生への感謝
それというのも、園長先生はじめ、子供たちにかかわるすべての先生方が、ひとりひとりときちんと向き合い、優しく、時に厳しくご指導くださったおかげと深く感謝しております。
本当にありがとうございました。
6.子供たちの今後
笑い声や歌声、元気な声が絶え間なく響き渡った思い出いっぱいの園とも、今日でお別れです。
子ども達は○○保育園でたくさんの事を学び、本当に大きく成長しました。
この先、困難なこともあるかもしれませんが、この保育園で学んだことを生かし、大きく羽ばたいてくれるものと信じております。
7.締めの挨拶
最後になりますが、○○保育園のますますの発展と、本日参列いただいたすべての皆様のご活躍、ご健勝をお祈りして、私からのご挨拶とさせていただきます。
8.日付・氏名
令和○○年○月○日
保護者代表 ×× ××
こちらの例文で大体800字ほどです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
謝辞作りの参考になれば幸いです。
出来上がった謝辞は当日までにしっかり読み込んで練習しましょう。
準備万端で当日を迎えてくださいね。
卒園式当日の謝辞が上手くいくよう祈っています!