夏の大三角形とは?
夏の夜空に輝く星に、ことさら光っている星があります。
こと座のベガ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブを結んだものを「夏の大三角形」と呼んでいます。
この3星のうち、ベガとアルタイルは、七夕伝説の織姫と彦星に当たります。
夏の大三角形と言う呼び名は、1950年代、イギリスの天文普及家サー・パトリック・ムーアが使うようになってから一般的になったといいます。
それが日本にいつ入ってきたのかはわかっていません。
日本では、春先から11月の宵まで見ることができます。
特に夏には最も良く見えます。
七夕伝説のもとになった星を含んでいますが、7月7日の七夕の頃は、午後10時ぐらいになっても、まだ夏の大三角形は昇ったばかりで、あまりきれいに見えないことが多いようです。
しかも、ちょうどこの時期は雨や曇りの日が多くなる時期でもありますね。
夏の大三角形が最もよく見えるのは、8月上旬から9月にかけてのようです。
冬の大三角形とは?
夏の大三角形に対して、冬の大三角形は、冬季に南東の空に見ることができます。
おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、オリオン座のベテルギウスの3星がそれに当たります。
冬の大三角形が見える時期は11月下旬から3月下旬までです。