かぼちゃにカビが生えた!削れば食べても大丈夫?
カビが生えた時はなるべく食べない
生えたカビが黒カビで範囲がごく小さい時だったら、カビの周りとその下を3~4センチ程ごっそりと削ります。
その後しっかり加熱して食べれば問題ありません。
白や緑色のカビが生えている場合は残念ですが、捨てた方が良いでしょう。
白や緑のカビからはカビ毒という人体に害がある物質を出す種類があります。
カビは生えている表面だけでなく、その下に深く根が張っていたり、繁殖のために胞子を遠くまで飛ばしている可能性があります。
カビ自体は長時間加熱すれば死滅しますが、カビ毒は加熱で無害になることはないので、食べないでください。
また黒カビでも広範囲に広がっている場合、カビの酵素によってかぼちゃ自体が腐っている場合や他の食中毒などのウイルスが一緒に繁殖している場合があります。
黒カビでも大きく生えている場合は食べない方が無難でしょう。(そもそも黒カビが大量に生えていれば、見た目的に食べる気も起きないと思いますが・・・)
カットかぼちゃの表面の白はカビ?
スーパーなどで買ってきたカットされたかぼちゃ。
切らずに使えて便利ですが、気付くと断面が白くなっていることありませんか?
これは白カビではなく、かぼちゃから染み出した「デンプン」が正体です。
切断面のみが薄い膜のように白くなっている時は食べられるので捨てないでくださいね。
ただし表面が白くても、フワフワとした毛のようなものはカビですから、よく確認してくださいね。
カビたかぼちゃを食べてしまったら?
食べた後、残ったかぼちゃを見たらカビが生えていたら。
少量であれば問題ないことが多いです。
もし症状が出るとしたら食後1~2時間です。
嘔吐と下痢の場合は、体が毒素を出そうと頑張っている時なので、下痢止めなどで抑えない方が良いでしょう。
心配であれば症状が落ち着いてから病院を受診しましょう。
かぼちゃ、野菜ににカビないように保存するには?冷凍?冷蔵?
かぼちゃに限らず野菜は糖分も水分も含んでいるので、カビが生えやすいです。ここでカビが生えにくい野菜の上手な保存法を確認しておきましょう。
かぼちゃの保存法
・丸ごと1個
切っていない状態のかぼちゃは、周りを水で綺麗に洗い土を落とします。
しっかり水気を拭き取り、高温多湿を避け冷暗所でかつ風通しが良いところに保存します。
冷蔵庫の場合は新聞紙に包み、野菜室に入れます。
傷が付いていなく、中に虫がいない場合だと1~2か月ほど日持ちします。
・カットしたもの
かぼちゃはカットした場所から傷んでいきます。
特に種やワタのところからカビたり腐り始めます。
カットした後はすぐに種とワタを取り除きましょう。なるべく空気に触れないようにぴっちりラップして野菜室で保存します。
カットしたものは4~5日で食べ切るようにしましょう。
・長期保存には冷凍
カットしたものはすぐに傷んでしまうので、4~5日で食べ切れない時は、早めに冷凍してしまいましょう。
かぼちゃは生でも加熱後でも冷凍できます。どちらの場合でも使う時の大きさに切って、ジップ付きの袋に入れて、なるべく空気を抜いてから冷凍庫に入れます。
1~2か月程食べられます。
使う時は、生の時と同じように調理できます。
野菜の保存方法
野菜に土が付いている時は綺麗に洗ってください。
カビはもともと土の中にいるので、土を落とすことでカビの発生を防げます。
洗った野菜はしっかりと水気をとります。
野菜は温度が低すぎても傷むのが早いので、なるべく野菜室に入れて保管しましょう。
野菜は土に生えていた時の状態で保存すると長持ちします。
キャベツや白菜は軸を下に、葉物は立てて保存すると長持ちします。
まとめ
かぼちゃのカビは、主に緑、白、黒の3種類が生える。
緑と白の時は迷わず捨てる、黒が少量の時は周りを大きく削ってよく加熱すれば食べられる。
切断面のみが白く薄い膜が張ったような時はデンプンなのでカビではない。
かぼちゃ保存法
丸ごと→洗って水気を拭き取り風通しの良い冷暗所か新聞紙に包んで野菜室
カット→種とワタを取って、ラップして野菜室
かぼちゃには、ビタミンや食物繊維などが豊富に含まれていますので、積極的に取りたい食材です。
上手に保存すれば1個のかぼちゃを長く食べることができますから、実はコスパも良いんですね。
健康にも美容にも効果的なかぼちゃ、上手に保存して無駄にしないようにしましょう!