干し柿にカビが生えた!削れば食べても大丈夫?
干し柿に白いカビが生えた時は、酵素力で急速に分解が進み、味が変わってしまいます。
また、白いカビは発がん性のある毒素を出すので、白いカビが生えた時はすぐに捨てましょう。
青いカビがちょっとだけ生えているだけの場合は、カビの生えている周りを大胆に削るか、ホワイトリカーや焼酎を染み込ませたキッチンペーパーや歯ブラシで擦り、1日乾かします。
再度カビが生えていないようならば食べられます。
ただし、カビが全体を覆ってしまう程の場合、表面だけでなく柿の奥までカビの根が張っているので、その時は捨てましょう。
干し柿にカビないように保存するには?冷凍?冷蔵?
干し柿には水分が残っていますし、高い糖分が含まれているため、カビが生えやすい食べ物です。
干し柿を作る時は結構な量を作ることになるので、最後までカビを生えさせずに食べ切るには工夫が必要になってきます。
作る時に気を付けること
干し柿を作る時にカビを生えづらくする方法があります。
湯通し+焼酎をかける
柿の皮をむいた後に、熱湯に10秒くらい湯通しします。
これで表面の殺菌と虫除けができます。
あとはなるべく素手で触らないこと。せっかく湯通ししても手の雑菌が付いてしまっては意味がありません。
湯通しした柿をつるしたら、霧吹きなどで焼酎を全体に吹きかけます。これで干している間にカビが生えづらくなります。
カビが生えづらい保存法
美味しくできた干し柿を最後まで食べ切るために保存法にも気をつけましょう。
カビが生えないようにするには、酸素を遮断するか、カビが活動できない5℃以下にする必要があります。
常温
常温でそのまま置いておくと高確率でカビが生えてしまいます。常温で保存する場合は、真空パックにして酸素が無い状態にすることでカビが生えづらくなります。
冷蔵庫
冷蔵庫の中でもカビは繁殖することができますので、常温と同じく真空パックして野菜室で保存します。
冷蔵庫の場合1か月程は美味しく食べられます。
冷凍庫
冷凍庫の場合は、ジップ付きの袋に入れて、ここでもなるべく空気を抜きましょう。
冷凍庫で保存すれば、1年程は食べられます。
食べ切るまでに1か月以上かかりそうな時は早めに冷凍しておくのをおすすめします。
食べる時は前日に冷蔵庫に移し、ゆっくり解凍しましょう。
1度解凍した干し柿は2~3日以内に食べ切るようにしましょう。
まとめ
干し柿には糖分が多く含まれるため、カビが生えやすい。
干し柿には主に緑と白のカビが生える。
緑色のカビの場合は少しならば取り除くか焼酎で拭きとることで食べられるが、白カビや柿全体がカビに包まれている場合は捨てる。
干し柿を作る時→熱湯消毒+焼酎。
出来上がったら真空パックにするか冷凍庫に入れて保存する。
干し柿は砂糖などの添加物を使わない日本ならではのスイーツです。
しかし、もともと糖度が高い渋柿を更に乾燥させて凝縮させているので、思っているよりも糖分が入っています。
自分で作ったものは美味しいですが、一度に食べすぎると糖分の過剰摂取になりますから、1日2~3個までにしておきましょうね。