ものもらいでしこりが!そもそも「ものもらい」とは?
ものもらいとは一体どのように起こるものなのでしょうか?
またその原因は何なのでしょうか?
ものもらいの種類とその原因について
ものもらいは正式な名前として「麦粒腫」と「霰粒腫」の2種類があります。
「麦粒腫」とは瞼の縁にある分泌腺に雑菌が入り、炎症を起こすことを言います。
感染する分泌腺の種類によって、瞼の内側にも外側にもできます。
外側の場合、異物感を感じる程度ですが、内側にできる場合は痛みが強くなります。
その他にも瞼の腫れ、目やに、充血などを伴います。
そういった症状が落ち着いた後に腫れがひかないときにはしこりが残る場合があります。
これに対して「霰粒腫」は瞼の縁にある分泌腺の一つ、マイボーム腺に皮脂が詰まって炎症を起こすことを言います。
通常、痛みは伴いませんが、しばしばしこりとして残る場合があります。
またそこに雑菌が入った場合、「急性化膿性霰粒腫」となり、強い痛みを伴います。
そうならないように清潔に保たないといけませんね。
原因としては疲労で免疫が低下しているときなどには細菌に感染しやすくなります。
疲労をためこまないことと、あとはとにかく目や手などは清潔にしておきましょう。
麦粒腫(ものもらい)/2分で分かる医療動画辞典 ミルメディカル
ものもらい、しこりが複数ある!しこりの正体は?
ものもらいができた後に、しこりがいくつか認められる場合、一体これは何なのでしょうか?
しこりがある場合、しこりの正体は何?
先ほど説明した「麦粒腫」と「霰粒腫」、どちらの場合にもしこりができるのですが、しこりの正体はというと少し異なっています。
「麦粒腫」の場合、たまっているのは膿であり、なかなか自然に吸収されることは難しいため、切開手術などが必要になる場合があります。
「霰粒腫」の場合はたまっているのは脂肪です。
この脂肪は自然に吸収されることも多いので、「霰粒腫」の場合は様子を見ることでなくなっていく場合もあります。
しかしうまく吸収されず、イボとして残ってしまう場合も多いので、痛みがないからと言って放置しておくのはおすすめしません。
また腫瘍である場合もあるので、一度眼科受診をして、医師に相談してみることをおすすめします。