知っておきたい「賞味期限」と「消費期限」の違いとは?
賞味期限や消費期限、これらは加工食品全てに必ず定められています。
もちろん安心に美味しく食べるための期限で、農林水産省のガイドラインに沿ってメーカーが設定しているのです。
「賞味期限」とは「その期間内・保存状態が適切であれば美味しく食べられる期限」であり、「消費期限」は「その期間内・保存状態が適切であれば安心して食べられる期限」です。
日頃はそんなに気にせず「書いてある日付までに」程度で考えていることも多いですが、こんなにも意味が違ったものなんですね。
ですから「賞味期限」は、過ぎたからといって絶対に食べられないものではありません。
定められているのはあくまで「美味しく食べられる期間」であり、ちょっと過ぎたからといって捨てなきゃいけないものではないのです。
消費期限は劣化の早い食品などやお弁当などの惣菜、生のものなどに定められています。
一方消費期限は劣化の遅いお菓子やレトルト食品、缶詰、カップ麺、ジューズなど多くの加工食品に定められたものになっています。
チーズはこちらの分類になるので、「劣化が遅い食品」のひとつですね。
一般的にチーズの賞味期限・消費期限はどれぐらい?
スーパーなどで普段から手に入れられるチーズの場合……一般的なチーズの賞味期限は270日となっています。
カマンベールチーズなどは少し劣化が早く、150日程度です。
9ヶ月もしくは5ヶ月持つと考えると、チーズの賞味期限は長めなことが分かりますね。
そもそもチーズは保存食ですから、当然とも言えるかもしれません。
とはいえチーズはタイプによって食べごろが変わる食材なのも事実です。
フレッシュチーズやモッツァレラチーズなどは新鮮な間に食べるのが一番美味しく、もちろん定められた賞味期限内で食べきるのが理想だと思います。
カビ系のチーズは逆に、「賞味期限を少し過ぎてからが一番美味しい」なんて人もいますね。