実はこんなに本格的!雪合戦のルール:勝敗はどうやって決まるの?
コートと選手の分類だけでも、すでに本格的な雰囲気がしています。
さらに雪玉の大きさも決められていて、公式の場合は競技専用の「雪玉製造機」を使うことになっています。
これは世界共通の規格であり、1セット中に使えるのはこれによって作られた雪玉90個だけなのです(相手の投げた雪玉を使うことは可能です)。
雪玉はバックラインより後ろのシェルターの裏に置かれるため、フォワードは雪玉を直接取りに行くことが出来ません。
フォワードに雪玉を渡すのはバックスの仕事で、手渡しや転がして渡すなどの方法を使うことになります。
崩れた雪玉を直すこと、新しい雪玉を作ることは禁止されていますので、タイミングや渡し方ひとつでも頭を使う必要が出てくるのですね。
勝敗については、参加者1人1ポイントで計算します。
ドッジボールのように雪玉が身体の一部に当たるとアウトになり、コートの外に出ることになります。
・相手の参加者を全員アウトにすることによりセット終了と10ポイント獲得
・雪玉に当たらず相手チームのフラッグを抜いてもセット終了と10ポイント獲得
・3分経過時点で競技終了となり、コート内の人数でポイントを計算(引き分けあり)
・取得セットが同じだった場合は全ての取得ポイントを合わせて勝敗を決める
・取得セット、取得ポイントも一致している場合は「ビクトリー・スロー合戦」で勝敗を確定させる
ルールについての基本は、以上の通りとなっています。
公式でない場合はここまで厳密にしなくても良いと思いますし、それぞれの状況に合わせて楽しめるのが一番ではないでしょうか。
また服装についてですが、激しく動きますので「動きやすく身体にフィットしたもの」を選ぶようにしましょう。
靴も出来ればスノートレーニングシューズなどの専用シューズ、もしくはゴム製の滑り止めがついたものにします。
金属が混じった靴やスパイクは絶対にやめましょう(公式ではそもそも使用が不可となっています)。
グローブは薄い手袋が良いですし、ない場合は軍手などでも代用が出来ます。
(「短時間だし、いっそ素手のほうが動かしやすい!」という方もいたりします……。)
安全のためのヘルメット、ポジションの区別がつけやすいようにゼッケンも用意しておくと良いですね!
雪合戦公式ルール:
参加してみたい?本格雪合戦大会 3選!
公式ルールを見てみると、やっぱり参加してみたくもなりますよね!
もちろん雪合戦の大会もありますので、ぜひご確認いただき、参加も検討してみてください!
魚沼国際雪合戦
「参加するのはもちろん、見ているだけでも楽しい雪合戦大会」として人気ある大会です。
ここの特徴はコスチュームも選考の対象になっていることで、チームによっては「仮装大会!?」と思わせるようなコスチュームを用意しています。
見に行くだけでも楽しい、自分も参加してみたくなる、そんな大会なのですね!
第34回魚沼国際雪合戦 ~ Yu-kiリンリン♪雪合戦♪♪ ~
開催日
雪合戦大会:2024年2月11日(日)
前夜交流パーティー:2023年2月10日(土)
会場:魚沼市小出郷文化会館 響きの森公園 雪のコロシアム
参加費用:大人の部 15,000円、こどもの部 6,000円(それぞれ1チーム5名編成)
※傷害保険料代を含みます。参加商品、昼食あり。
※参加者が未成年者の場合、保護者同伴をお願いします。
<競技>
受付 : 8時00分 ~ 8時30分
開会式 : 8時45分 ~ 9時10分
代表者会議 : 9時10分 ~ 9時25分(雪上ステージ前)
予選リーグ : 9時30分 ~ 12時00分
決勝トーナメント : 13時00分 ~ 15時00分(子供の部~大人の部)
閉会式 : 15時30分 ~
<イベント>
・コスプレ写真コンテスト
・子ども限定 雪上宝探し
・魚沼産コシヒカリ食べ放題!
・うまいものストリート
※これらの内容は変更になる場合がございます
エントリー期間:2023年12月1日(金)正午 ~ 2024年1月5日(金)17:00迄
チーム募集数:
大人の部:126チーム
子どもの部:24チーム
公共交通機関:上越新幹線利用で東京 → 浦佐(約95分)→ 小出駅(約10分) → 会場(お車利用約10分)、上越新幹線利用で新潟 → 浦佐(約39分)→ 小出駅(約10分) → 会場(お車利用約10分)
車:関越自動車道 小出IC → 会場
公式サイト:
小出国際雪合戦/決勝
スポーツ雪合戦東日本大会
正式なルールを採用し、参加チームも多い雪合戦大会です。
講習会も開かれていますので、初心者でも気軽にルールを学んで参加することが可能なのが嬉しいポイントですね!
スポーツ雪合戦東日本大会2024
開催日
令和6年1月21日(日) ジュニア/ビギナーの部
令和6年1月28日(日) レディース/ミックス//エキスパートの部
会場:羽鳥湖高原イベント広場(道の駅羽鳥湖高原向い)
競技規則:昭和新山国際雪合戦競技規則に準じる
競技方法:予選リーグを行い、リーグ上位チームによる決勝トーナメントを行います。
参加チーム募集
■種目
○ジュニアの部:小学生で構成したチーム監督は成人に限る。
○ビギナーの部:雪合戦大会に初めて出場するチーム。
○ミックスの部:男女混合チームで試合開始時に3名上女性が出場すること。
○レディースの部:中学生以上の女性のみで構成したチーム。監督は男性も可。
○エキスパートの部:雪合戦大会出場経験のある中学生上で構成するチーム。
■参加費
○ジュニアの部・・・・・・・・・・・・1チーム7,000円
○レディース・ミックス・ビギナー・エキスパートの部・・・1チーム14,000円
■募集チーム数
ジュニア/ビギナーの部 最大36チーム
レディース/ミックス/エキスパートの部 最大48チーム
■準備物
参加チームには、チームフラッグ(布・縦50cm×横70cm)にチーム名や絵等を記入した布を当日持参してください。布はポールに結びますので紐を付けてください。
(チームフラッグが無い場合は出場できません)
雪球製造器、試合用ヘルメット等試合に必要な用具は主催者が用意いたします。
■申込方法
参加申込書に必要事項を記入の上、メールにて期限までに申し込し、参加費を1週間以内に指定口座にお振込みください。
■申込期限
令和6年1月15日(月) 午後5時
車:東北自動車道・白河ICより車で約30分
公式サイト:
昭和新山国際雪合戦
この大会は歴史が長く、第1回は1989年に行われています。
2016年は国内・国外の予選を勝ち抜いた136チームがトップを目指し、熱い戦いが繰り広げられていました。
会場では観戦客に向けたご当地グルメなどの飲食ブース、ステージイベントなど様々なイベントも開催される、見に行くだけでも楽しめる大会となっています!
出場するには前年度上位に入ったチームが出場出来るシード枠、各地区で開催される予選を通過して出場する地区予選枠の中に入る必要があります。
また予選会が行われていない地区については「一般募集枠」があり、応募が多数の場合は抽選になりますが出場の機会はきちんと用意されているのでご安心ください!
第35回昭和新山国際雪合戦
開催日:2024年2月24日(土)・25日(日)
会場:北海道有珠郡壮瞥町 昭和新山山麓特設会場
一般の部、レディースの部、ビギナーズの部のほか、レジェンドの部、ジュニア交流戦が今大会から復活し、合わせて114チームを募集いたします。
募集チーム数
一般の部 72チーム (うち8チームはシードチーム)
レディースの部 12チーム(うち2チームはシードチーム)
レジェンドの部 6チーム (大会初日に予定)
ジュニア交流戦 12チーム(大会2日目に予定)
ビギナーズの部 12チーム(大会2日目に予定)
募集期間:2023年12月1日(金)~2024年1月31日(水)
車:札幌から(国道230号経由)札幌~定山渓~中山峠~洞爺湖温泉~昭和新山 約2時間40分。新千歳空港から(道央自動車道経由)新千歳空港~新千歳空港IC~伊達IC~昭和新山 約1時間40分。
公式サイト:
サントリー地域文化賞 北海道壮瞥町『昭和新山国際雪合戦』 1分50秒
まとめ
雪合戦はこのように、子どもの遊びからウィンタースポーツまで幅広く楽しめるものだったんですね!
雪の降らない地域でも人工雪と雪玉製造機で大会を開催しているところもあり、触れ合う機会は作りやすくなっています。
基本のルールだけを採用して軽く取り入れるのもありですし、しっかりルールを使った上でスポーツとして取り入れるのも楽しいと思います。
寒い季節になったら、ぜひ雪合戦で楽しんでくださいね!