卵の賞味期限切れ生卵はいつまで安全?茹でれば大丈夫?
生卵はいつまで食べられる?
卵の賞味期限は「生卵で安全に食べられる期間」ですが、季節(外気温)によってその期間は大きく変わってきます。
ちなみに研究結果でサルモネラ菌が繁殖しない期間は、
夏場・・・採卵後16日以内
冬場・・・採卵後57日以内
とされていて、このことから、夏場は、賞味期限が過ぎた卵はなるべく生では食べない方が良いでしょう。
逆に冬場は賞味期限が過ぎていても1~2週間ならば、生でも食べられます。
加熱してすぐに食べる場合は、1か月を過ぎても食べられることもあります。
生卵と茹で卵、どっちが日持ちする?
食品を長持ちさせるのには、パッと思いつくのは「加熱」ではないでしょうか?
卵の場合、茹で卵にしたら長持ちしそうな気がしますが、実はそれは間違いです。
卵白の中には、殺菌作用のあるリゾチームという酵素が含まれています。
だから卵はなまものでも日持ちが長いのです。
茹で卵にしてしまうとその酵素が働かなくなってしまうため、生卵の時よりも早く劣化が進みます。
茹で卵にした場合、冷蔵庫に入れて
殻付きで 3日
剥いた状態で 1日
で食べ切るようにしましょう。
こんな卵は食べちゃダメ!
加熱する前でもこんな状態の卵は腐っている可能性が高いので、食べるのはやめましょう。
・硫黄のような強烈なニオイがする
・割っただけで黄身が崩れてしまう
腐っている卵の特徴は、ニオイと黄身の状態です。
卵は腐ると、温泉のような硫黄臭がします。
また、腐敗が進むと、細胞壁が壊され、少しの衝撃でも黄身が崩れるようになります。
賞味期限が過ぎている卵で、心配な時はこの2点に注意して食べるか判断しましょう。
捨てないで!賞味期限切れの卵の使いみち3選!
冷凍卵
生卵を冷凍するだけで、賞味期限を長く、しかも色々な用途に使えるとネットで話題になっている「冷凍卵」。
賞味期限内に食べ切れそうもないな、という時は早めに冷凍卵にしてみると良いですよ。
<冷凍卵の作り方>
①生卵を殻付きのまま、チャック付きの保存袋に入れる
②冷凍庫で3時間以上凍らせる
※卵は凍らせると中身が膨張して、殻が割れるので、必ず袋に入れてください。そのまま冷凍すると、冷蔵庫内に殻が飛び散ります。
冷凍卵の用途
漬け卵
解凍した冷凍卵の黄身は、解凍してもプリッとした形を保ってくれるので、生卵よりも漬けにしやすいです。
白ご飯に乗せるだけでも美味しいですが、カルボナーラやかけうどんに乗せると見た目も良くなりますよ。
①冷凍卵の殻を剥き、皿などに乗せて1時間ほど解凍する。
②麺つゆ1:水2の割合で薄めた液をタッパーに入れ、卵黄を漬ける
③1日以上漬ければ出来上がり。
てんぷら
てんぷら屋さんでは見かけるけれど、家ではなかなかできない卵のてんぷら。
冷凍卵を殻をむいた状態でてんぷら粉に漬けてあげれば、自宅でも簡単に卵のてんぷらができちゃいます。
スペイン風オムレツ
賞味期限切れでもしっかり加熱したスペイン風オムレツならば安心ですね。
レシピはジャガイモと玉ねぎですが、ほうれん草や人参、ソーセージなどを入れれば、1品でたくさんの食材がとれて朝食にピッタリです。
出典:卵2個でふわふわスペイン風オムレツ
①ジャガイモは短冊切り、玉ねぎは薄くスライスする
②フライパンに油を入れて、ジャガイモと玉ねぎを炒め、塩コショウで味付ける
③コンソメ、牛乳を入れて煮立て、水溶き片栗粉でとろみを漬ける
④卵を入れて、両面こんがり焼いたら、出来上がり
プリン
卵を使ったスイーツといえば王道はプリンですよね。
レンジだけでお手軽にプリンができちゃうレシピです。
レンジだけでもふるふる&なめらか~♪「簡単プリン」
①水と砂糖をレンジで加熱してカラメルを作り、型に流しておく
②卵に牛乳と砂糖を入れ、よくかき混ぜる
③濾しながら型に入れる
④200Wのレンジで6分間加熱し、冷蔵庫に入れて冷やす
まとめ
卵の賞味期限は、一番日持ちしない夏場に合わせて、パック後2週間で設定される。
安全に生食できる期間のことで、期限が過ぎても加熱すれば食べられる。
賞味期限の過ぎた卵は、夏場は生は×、冬場は賞味期限+1~2週間。
加熱してすぐに食べる時は+1か月でも食べられる。
ただし、割った時にニオイと黄身の状態を確認してから。
茹で卵は長期保存には向かない。
一人暮らしの人は10個入りパックだとなかなか減らなかったり、特売の時に買い過ぎちゃったりして、卵って気付くと賞味期限切れてること多いですよね。
そんな方はぜひ今回紹介したレシピを試してみてください!
栄養も用途もたくさんの卵、賞味期限が少し切れていても無駄にしないように食べ切りましょうね!