奨学金の返済猶予申請を考えている人がはじめに読む記事

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奨学金は、金銭的に困難な人に進学のチャンスを与えてくれるすばらしい制度です。しかし、奨学金といえども「借金」ですので、卒業後には、その返済が待っています。

とはいえ、奨学金を受けて高校や大学に進学したものの卒業後に就職がなかなかできない人もいれば、病気などで健康を害してしまう人もいるでしょう。長い人生の間で、何らかの事情でお金が急に足らなくなることだってあります。

そんなとき、奨学金であっても滞納すれば、督促されますし、延滞金も加算されます。延滞したまま放置していれば、ブラックリストにのり、カードやローンなどが組めなくなります。

奨学金の返済が困難になってしまった時には、そのままにしないで、出来るだけ早く日本学生支援機構や弁護士などに相談するようにしましょう。

日本学生支援機構で制定されている、奨学金の返還が困難な人のための制度についてまとめてみました。


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奨学金の返済ができない、困難になった場合どうする?

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奨学金は、経済的に困難な学生でも進学できるように作られた制度です。しかし、卒業後、奨学金の返済ができなくて困る人も多く、社会的な問題になっています。

平成25年の調査では、奨学金を返済する義務がある人のうち、約19万人の人々が3か月以上滞納していると報告されています。これは、返済義務のある人の約5.5%を占めています。


奨学金の返済が困難な場合、返済猶予の申請をすることができます。大学院や海外留学などで在学している場合、災害や病気、失業など、経済的理由でへんさいが困難な場合は、日本学生支援機構に、奨学金返済猶予の申請をすることが可能です。

申請の際には所定の書類に必要事項を記入して提出します。審査が行われますが、それによって決定された猶予期間の間は返済をする必要はありません。猶予期間が終わったら、返済を再開し、その分、返済期間が延長されます。


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奨学金変換期限猶予が認められる場合は、次の3種類があります。

在学猶予・・・大学、大学院、専修学校、高等専門学校や海外の学校に在学している期間は、返済が猶予されます。予定より卒業が伸びた場合もこれに含まれます。

返還期限猶予(一般猶予)・・・これが適用されるのは通算で10年が限度です。ただしh、在学中や災害、傷病、産休・育休中、海外派遣の期間はそれに含まれません。

所得連動返還型無利子奨学金の猶予・・・借りた奨学金が「所得連動返還型無利子奨学金」の場合に適用されます。一定の所得を得られるまでの間、返還が猶予されます。


奨学金返還期限猶予とは?


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災害や病気、経済困難のために返済できない場合は、奨学金返還期限猶予の申請をします。「一般猶予」とも呼ばれています。

日本学生支援機構に所定の書類を記入して送付します。この時に、返済が困難な理由もいっしょに提出します。


返還期限の猶予は、一定期間の支払いが猶予されるもので、返還が再開されれば、猶予期間の分、返済期間が延長されます。返済額が減るわけではありません。

返還期限猶予の申請をしたら、審査が行われ、猶予期間が決定されます。審査で決定された期間は返済をしなくてもよくなります。この返済期限猶予の申請は一年ごとに申請をしなくてはいけません。


また、返済期限猶予は最長で通算10年(120か月)となっています。返済期限猶予期間に決定された間は利息と延滞金は発生しません。


審査は厳しいのか?


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日本学生支援機構に書類が届いてから審査までには1か月程度かかるようです。災害や傷病以外にも、経済困難という理由でも返済期限猶予は認められます。


経済困難のだいたいの目安として、給与所得者の場合は、年間収入金額(税込)が300万円以下、自営業の場合は年間所得金額(必要経費等控除後)が200万円以下というが目安となっています。

ただし、年収がこれ以下であっても本人の世帯人数や収入・支出の状況によって、返還期限猶予が認められない場合もあります。


以前は、滞納している場合、延滞金を払ってしまわないと猶予申請の審査を受けられないということが問題でした。現在は、場合によっては延滞していても返還期限猶予を受けられるように改善されています。


奨学金の減額申請は可能か?


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毎月の返済額を減額すれば、返済可能だという人には、奨学金の減額申請という方法もあります。

正しくは「奨学金減額返金申請」といいます。これは、奨学金の毎月の返還額が半額になるもので、その分支払期間は2倍になります。返還金額全体が半額になるわけではありません。


申請の方法は所定の書類に記入し、所得証明と一緒に日本学生支援機構に送付するだけです。

この場合も返還期限猶予申請と同様に審査が行われます。審査に通るには、いくつかの条件がありますが、年間収入金額が300万円以下であること(自営業の場合は200万円以下)、申請時に滞納をしていないことなどがあります。


また、月払い以外の支払い方法で変換している人は、減額申請が認められると自動的に月払いに変更されます


奨学金問題とは?


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奨学金制度の抱える問題にはいろいろな意見がネット上でも飛び交っています。最近では2013年に北九州市の40代男性が奨学金の返済ができずに自己破産したというニュースがありました。

奨学金の返済が困難な時には、すでに書いたようにいろいろな救済措置があるのですが、延滞する人の中には、その制度について知らない人も多いと言います。

日本学生支援機構が積極的に、救済措置を周知させることに力を注ぐべきなのとともに、返済する本人の側からも、自分で情報をリサーチする必要があるのではないでしょうか。


【最後に/まとめ】


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奨学金は、経済的に困難でありながら勉学を望む人にとってはとても有意義な制度です。しかし、卒業後にその返済が一気にのしかかってくるのも事実です。経済的に返済が困難となった時には、まず、まわりの誰かにそうだんしてみましょう。返済延期や減額の制度をうまく利用して、無理のない人生設計に役立ててください。

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